ダリブロ 安田理央Blog

フリーライター安田理央のBlogです。

安田理央3月・4月の出演情報

まだまだ続くぞ、新刊『日本AV全史』(ケンエレブックス)プロモーションイベント(笑)。いや、プロモ以外のイベントも多いんですが、今後の安田理央出演情報でございます。


3月23日(木)阿佐ヶ谷ロフトAでは、1月27日に行った「『日本AV全史』発売記念・日本AV歴史講座」の第二回として裏ビデオ編」を開催。
 もうひとつの日本AVの顔とも言える裏ビデオの世界を掘り下げるイベントで、実はこれ昨年3月に行った「安田理央文化センターVol.1 昭和裏ビデオナイト」の続編とも言える内容となっております。前回に引き続き、昭和裏ビデオ研究家のTAKA氏(「裏ビデオwiki」主宰)を迎え、貴重な映像と共に創成期からの歴史を解説していきます。ゲストには『洗濯屋ケンちゃん』を撮った藤井智憲監督、そしてヘリコプターマンの異名でも知られる伝説の男優・ミッキー柳井氏がLAから急遽来日! 
 昭和裏ビデオの世界をたっぷりと堪能していただきますよ!
www.loft-prj.co.jp


そして3月26日(日)は、芳林堂書店高田馬場店にて中村淳彦君とトークショー。これは中村君の新刊『同人AV女優  貧困女子とアダルト格差』(祥伝社)の刊行記念トーク&サイン会のゲストとして呼ばれたのですが、うーん、何を話そう。でもゲストの立場だから気が楽だ(笑)。
www.horindo.co.jp


3月ラストは3月31日(金)の神保町・書泉グランデにて、「『日本AV全史』刊行記念トークイベント 安田理央×春原未来『AV業界の現在』」です。
AV女優・春原未来さんをゲストにお迎えして、現在のAV業界について話そうと思っております。
春原未来さんと共演するのは、なんと8年ぶり! 前回はFAプロのイベントでしたね~。久しぶりなので、お会いするのが楽しみです。
www.shosen.co.jp


4月9日(日)のお昼は、おなじみコアチョコTシャツデスマッチ
映画、プロレス、漫画、アニメ、AV、お笑いとあらゆるカルチャーのプロフェッショナルがテーマに合わせたプレゼンを競うというイベント。今回のテーマは「解禁」。
さて、僕は何を持っていきましょうかね(まだ決まってない)。
core-choco.com



4月14日(金)は、渋谷ラママにて大人数ハイパーロックンロールバンド、野獣のリリアン、一年ぶりのライブです! 色々追悼します! 
共演は、ハルメンズNAKED (サエキけんぞう+武田理沙 / Palastleben / ミアナシメント。
www.lamama.net



4月18日(火)は名古屋遠征だぜ! 今池TOKUZOにて「『日本AV全史』出版記念SP AVの危険な映像文化史 名古屋番外編」
カンパニー松尾監督と90年代のAV業界、そしてこれまであまり語られてこなかった名古屋発AVについて、秘蔵映像と共にトークしますよ!
www.tokuzo.com


というわけで、今後もイベントたくさん出演します! 会場で声をかけてくだされば、サインでも何でもしますよ! ぜひ、遊びに来てください!


↑こちらから買っていただくと、僕にアフェリエイトが入りますので、よろしければ(笑)。

2月はイベント4連発!

 新刊『日本AV全史』(ケンエレブックス)の発売に伴いまして、これからプロモーションをかねたイベントに出まくりますよ。ええ、本は発売されてからが勝負なのです。がんばりますよ。

 第一弾としては既に1月27日に阿佐ヶ谷ロフトAにて「『日本AV全史』発売記念・日本AV歴史講座 80年代編」を開催させていただきました。
 美少女AVのスタイルを作り上げ宇宙時代黄金時代を築いた巨匠さいとうまこと監督、村西とおるの右腕としてクリスタル映像・ダイヤモンド映像を支え、現在に至るまで最前線で活躍する日比野正明監督、そして現役トップ女優として紗倉まなさんを迎えて80年代AVの現場について語りまくりました。お陰様で満員御礼。先行販売した『日本AV全史』も完売でした!


 そして2月14日、つまり明日! バレンタインデーの夜は、あのDOMMUNEにて、「アダルトビデオ40年史」を決行!
 AV監督歴35年のカンパニー松尾さん、現役AV女優の最上一花さんを迎えて、AV40年の歴史をがっつりと振り返ろうという企画です。
 3時間に渡るトークの後は、おなじみDJフクタケによるAV関係音源のみのプレイセット! これはヤバイ!
 50人限定のスタジオ観覧もありますので、渋谷PARCO9階まで、ぜひ遊びに来てください!



www.dommune.com



 続いて19日(日)は大阪へ! 初出演の「梅田Lateral(ラテラル)」にて、小説家の花房観音さんを迎えて「AVは本当に必要なのか?」というテーマでディープに語ります。花房さんとイベントできっちりと話すのは初めてなので、楽しみです。いろいろと秘蔵映像も上映する予定ですよ。
lateral-osaka.com


 翌日20日(月)は、東京に戻って新宿ロフトプラスワンでの、話題の映画『グッドバイ、バッドマガジンズ』の横山翔一監督と宮嶋信光プロデューサーを迎えての「『グッドバイ、バッドマガジンズ』から学ぼう!エロ本の歴史」に出演。14日に続いての現役AV女優の最上一花さん、『月刊FANZA』編集長の大木テングーさんも共演で、こちらはAVじゃなくてエロ本について語る予定です。

www.youtube.com
『グッドバイ、バッドマガジンズ』は、エロ本業界・出版業界に関わっている人にとってはマジに胸が痛くなる映画ですが、普通の方にとっても「お仕事映画」としてグッと来ちゃうようです。ぜひ映画を観てからプラスワンに来て欲しいですね。
www.loft-prj.co.jp


そして2月ラストは、なんと場違いにも代官山蔦屋書店に登場! 25日(土)26日(日)に開催されるサブカル市」なるイベントの中で、『全裸監督』でおなじみの大先輩・本橋信宏さんとの「これまでの/これからの『AV』の話をしよう」というトークを行います。本橋さんも長く業界に関わってきた方なので、かなり深い話ができると思います。
 こちらは25日ですね。
https://peatix.com/event/3492066






 というわけで、なかなかハードなスケジュールですが、実は3月にも色々と決まっております。50代の肉体にムチ打ってがんばりますよ。

 いずれのイベントでも『日本AV全史』を、噂の特典付で物販予定。もちろんサインもしますよー。

 噂の特典とはコレ。組み立てると『日本AV全史』を収納できる懐かしのVHS紙ケースになるペーパークラフト

 ちなみにこの特典、現在は中野・タコシェ、神保町・書泉グランデ、名古屋の特殊書店BiblioManiaさんで購入しても、もらえるようです。

 以上、ぜひよろしくお願いします!

『日本AV全史』発売!


 新刊『日本AV全史』(ケンエレブックス)が発売になりました。タイトル通りに日本のアダルトビデオの全歴史をたどる一冊で「日本のAVの歴史教科書」を目指して書きました(笑)。

 日本のAVの歴史は、1981年から始まるというのが定説なのですが、映画が誕生した18世紀からブルーフィルム、お色気映画、成人映画、そしてビニール本に至る流れも前史として書いています。
 黎明期となる80年代前半、市民権を得ていく80年代後半、オルタナティブな作品が続出した90年代前半、インディーズ旋風が巻き怒る90年代後半、次々と主役が交代し、AV女優が憧れの存在となっていく00~10年代。そして出演強要問題からの適正AV、昨年のAV新法設立まで、業界の動きを中心に綴りました。

 雑誌などでは特集はよくやっているし、ムックなども出ているので意外に思われるかもしれませんが、実はAVの歴史について書かれた書籍はほとんどなく、全体の歴史となると藤木TDCさんが書いた『アダルトビデオ革命史』(幻冬舎新書)一冊しか見当たらないんですね。この本も80年代の流れが中心ですし、2009年発売なので当然10年代以降の動きは書かれていないわけです。
 つまり現在までのAVの歴史をまとめた書籍は、本書のみということです。

 AV生誕30年にあたる2011年の時は、多くの雑誌で特集が組まれましたし、僕が監修者となり30社以上のメーカーが参加したプロジェクト「AV30」のような動きがあったのですが、40周年にあたる2021年は、そうしたイベントもありませんでした。
 AV40周年のタイミングで、歴史をまとめておきたいなと思っていたところ、ケンエレブックスさんから本書の企画を打診され、渡りに船と執筆を開始したのです。まぁ、結局なんだかんだで時間がかかり、生誕40年の2021年から2年遅れての刊行となってしまいましたが(笑)。
 
 あくまでも業界の動きを中心に書いているので、AV女優・監督個人についてはあまり触れられませんでしたから、重要な存在なのに、なんであの人が登場しないの?という感想を持つ人も多いと思います。できるだけ客観的な視点から書こうと意識はしていましたが、それでもやはりこれは安田史観でのAV史です。個人的に思い入れの強い90年代に関してはどうしても濃くなってしまいます。ゴールドマン監督への記述は多すぎると自分でも思います(笑)。
 他の方の視点から書けば、また全然違うAV史が生まれるでしょう。ぜひ読みたいので、色んな書き手にどんどん書いて欲しいんですよね。

 どんなものにも文化はあり、歴史があるというのが僕のスタンスです。単なる性欲のはけ口だと思われているAVにだって、40年の歴史の中で様々な変化がありました。そしてそこには、多くの人たちが切磋琢磨を続けてきた文化としての積み重ねがあります。この本を通して、少しでもそれが伝わればいいなと思っています。
 巻末の36ページに渡る長大な年表を眺めるだけでも、その歴史の重さは感じられると思うんですよね。

 一部で話題となっておりますが『日本AV全史』は、装丁に凝りました。デザインは(Ya)matic studioこと野田大和さん。実は本編中にもゴールドマン監督の初期作品における先鋭的なデザインワークを担当したデザイナーとして名前が登場しているんですが、以前から単著の装丁をやってもらいたいなーと、ずっと思っていたんですね(1991年にゴールドマンのレーベルから発売した僕のバンド、モデルプランツの2枚のシングルCDは彼のアートワークでした)。
 この電書時代において、紙の書籍を買ってもらうには、ブツとしての魅力が必要だというのは常々考えていて、そのひとつの答えとして野田さんのデザインがありました。昔からギミックを考えるのが好きなんですよ、野田さん。その野田さんに好き放題にやってもらいたかった。
 これはケンエレブックスという版元と、五十嵐さんという編集者だったからこそ実現できたと思います。こんな装丁、他の出版社じゃ、なかなかゴーが出ないよ(笑)。
 VHSビデオカセットをイメージした表紙とカバー、そして小口(角度によって絵が変わる)やページ下のパラパラ漫画、シール裏に至るまでギミック満載。これはぜひ実物を手にしていただきたい。楽しんでいただきたい。

 僕がAVについて初めて原稿を書いたのは1987年。当時、編集をしていたアイドル雑誌のAVコーナーを担当したのがきっかけでした。それから36年間ずっとAV関係の原稿を書き続け、時には制作側の立場としてAVに関わってきました。それが今、こういう本を出せるというのは、書き手として本当に幸せだな、と思うのですよ。2019年の『日本エロ本全史』(太田出版)と本書を書けたことで、もう思い残すことはないです。
 ……とは言いつつも、次にも楽しそうな本の企画が進行中なのですが(笑)。

 先日の発売記念イベントでは、某メーカーさんが大量に購入してくださいました。社員に配るそうです。AVメーカー様、業界関係各社様、社員教育教材としていかがですか?(笑)。色々黒歴史も書いちゃってるから怒られそうではありますが……。

 というわけで安田理央、渾身の一冊、『日本AV全史』、ぜひお買い求めくださいませ!


↑こちらから買っていただくと、僕にアフェリエイトが入りますので、よろしければ(笑)。

 ちなみに『日本AV全史』発売記念ということで、『痴女の誕生』『巨乳の誕生』『日本エロ本全史』という太田出版での3冊の電子書籍が、なんと50%オフという出版社の枠を超えたセールが行われております。2/16まで! この機会にこちらもぜひお読み下さい!
www.ohtabooks.com

安田理央文化センター開設

双方型プラットフォーム「369」(MIROKU)内に安田理央文化センター」をオープンしました。

369.salon

「369」自体はアダルト系クリエイターのオンラインサロンのプラットフォームなんですが、「安田理央文化センター」はそこのシステムを利用させていただいていいる形で、オンラインサロンではありません。なので会費は無料になっています。

アダルトテーマのトーク動画などを有料で販売したいな、と考えた時に既存のプラットフォームでは難しかったこともあり、「369」でやってみることにしました。

第一弾は「安田理央のアダルトメディア専門学校#01 昭和裏ビデオ講座 歴史編」です!

アダルトメディア研究家・安田理央による日本アダルトメディア史講座シリーズ第一弾。昭和裏ビデオ研究家のTAKA氏(うらびでおウィキ主宰)を招いて、日本の裏ビデオの代表作の数々を紹介しつつ、その歴史を解説します。(2時間13分)


紹介作品
「夢」(ブルーフィルム 制作年不明)「狩りの時刻」(ブルーフィルム 制作年不明)「朝一番」(1979年)「洗濯屋ケンちゃん」(1982年)「IN SHOOT (恐怖の人間狩り)」(1982年)「白いピアノ」(1982年)「桜ノ宮」(1982年)「旅愁」(1985年)「将軍家光」(1984年)「ザ・キモノ」(1983年)「ホットライン」(1984年)「終冬」(1983年)「少女Aラブプライ」(1982年)「セカンド・ラブ」(1983 年)「ザ・ワイドショー」(1986年)「性星人パフォーマンス」(1986年)「大阪の夜」(1988年)「野生の性」(1984年)「黒い体験」(1988年)「セーラー服反逆同盟」(1986年)「きららかおり一番星」(1994年) 「スチュワーデス卑弥呼」(1996年)

かなり貴重な映像を多数紹介しておりますので、興味がある方には十分楽しめると思います。
閲覧にあたっては、369と安田理央文化センターの両方に入会が必要でお手数をおかけしますが、無料なのでよろしくお願いします。アダルトコンテンツの販売って、色々大変なんですよ(笑)。

安田理央文化センターでは、その他に無料・有料のテキストや動画を公開していく予定なので、ぜひよろしくお願いいたします!

369.salon

新刊「ヘアヌードの誕生」と配信イベントのお知らせ

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 6月6日、単著としては「日本エロ本全史」以来の新刊「ヘアヌードの誕生 芸術と猥褻のはざまで陰毛は揺れる」イースト・プレス)が発売になります。
 日本人と陰毛表現の歴史を検証したという本です。ええ、真面目です。すごく真面目な本です。たとえ最初が永井豪『イヤハヤ南友』の耐冷テストでの冷東麗造子ちゃんのヌードの話から始まったとしても!

 んで、本を出す度にいつもは色々イベントをやるのですが、今はこんなご時世なので、配信イベントをやります。実はもうたくさん決まっております。

 その第一弾として、発売日の6月6日に美少女コミック研究家の稀見理都さんと、実写と漫画における「猥褻」の定義と境界線の歴史を語り合うという「エロ本とエロ漫画の『猥褻』歴史学という配信イベントをやります。
 こちらは無料配信となっておりますので、お気軽にご覧下さいませ。
otb.hatenablog.jp

 なにしろ相手が稀見理都さんですから、かなりディープなトークとなると思われます。


 以降のイベントも解禁になり次第告知させていただきます!


 それから「ヘアヌードの誕生」関連以外でも、いろいろなトーク動画がアップされております。

 まず、若手バンドのソノシータ@の内田君がやっている「くるくるラジオ!」に、花田健哉と出演しました。モデルプランツ~野獣のリリアンと30年以上に渡って活動を共にしている花田君と、懐かしい話などをしておりますよ。

www.youtube.com

www.youtube.com
 ちなみにこの番組、前回のゲストがじろうと野獣のリリアン濃度高すぎ(笑)。


 姫乃たまとやっていた「実話BUNKAタブー」チャンネルも再開しております。現在、姫乃たまはお休み中なので、「実話BUNKAタブー」編集のソレンさんとトークしております。

www.youtube.com

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 お楽しみ下さい!

天才デザイナー 野田大和の仕事

知り合いの天才デザイナーの野田大和が新しいポートフォリオを公開しております。
90年代前半、ゴールドマン監督なんかと色々やっていた頃の仲間なのです。なので、ポートフォリオ(01)にはモデルプランツ関係のデザインも掲載されています。20代のおれ、気持ちワリい(笑)。
いや、ホント、天才的なデザインとアイディアを持った人なんですよ。
お仕事のご依頼など、ぜひお問い合わせ下さい!

PORTFOLIO 01photos.google.com


PORTFOLIO 02photos.google.com


IDEAphotos.google.com


I WAS A PAPER 2009photos.google.com


DUCHAMPphotos.google.com

お問い合わせ
ya.matic.studio@gmail.com

「平熱のエロス~常盤響×安田理央ふたりトーク~」に出演しました

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 先日、写真家・デザイナーの常盤響さんと「平熱のエロス~常盤響×安田理央ふたりトーク~」という配信番組で対談しました。

 実は常盤響さんとは、もう34年の付き合いなんです。出会ったのは僕が19歳、常盤さんが20歳の時でした。その時、僕が通っていた美学校の同級生が常盤さんの当時の彼女で「絶対に話が会うから」と紹介してもらったんですね。
 でも、実はその1~2年前にも、友達の友達経由で、僕が当時やっていたバンドのデモテープが常盤さんのところに行っていたり、そのお返しに常磐さんが編集したカセットテープが僕のところに来ていたりと、実際には会っていないんですが、接触はあったんですね。

 今、思うと、その頃は「●●が好き」というと、「あいつも●●が好きだから紹介してあげるよ」といった感じでつきあいが広がってたんですね。確か、僕と常盤さんをつなげたキーワードはスパークスだった気がします。
 当時はスパークスが好きなんて人が周りにいなかったから、もうそれだけで会いたい、話しがしたい、みたいに思ったわけです。

 今のようにネットがあると、同好の士を見つけるのも簡単ですが、あの頃の方が「●●が好き」というだけで交友が広がりやすかったような気ががします。
 それと今回話していて、他でも色々ニアミスしていたりすることがわかったんですよね。SFファンの合宿イベント(?)クリコン祭に高校生の時に二人とも行ってたりして(参加した年は違ったみたいです)。
 今よりも「東京が狭かったな」と感じました。だいたい行くようなところは決まってたんですよね。

 しかし、常盤さんの話がすごいんですよね。小学生の頃から渋谷の伝説のカフェ、ナイロン100%に行っていたり、中学生の頃にはビックリハウスの編集部に出入りしてたり、そして高校生の頃にはライターデビュー。編集者に呼ばれて行ったら、いきなり原田知世と二人きりで対談させられたとか、もう少年の頃からサブカルエリート感がすごいわけですよ。
 その後も東京タワーズのファンからの京浜兄弟社入りとかナゴムとかCSV勤務とか、ヤン富田のアルバムジャケットをデザインしたことからデザイナーになり、阿部和重の小説『インディヴィジュアル・プロジェクション』の装丁をすることになって、予算がないから自分で写真を撮ったら(しかも撮影当日にカメラを買ってる!)、写真家として注目されて……とか、まぁ、クラクラするような経歴なわけですよ。
 そんな感じなんで、対談とはいうものの、どうしたって僕が常磐さんの話の聞き手になっちゃってるんですけどね(笑)。

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