ダリブロ 安田理央Blog

フリーライター安田理央のBlogです。

花と蛇 続々

 なんとか鬼源との調教対決に勝ちました。え、こんな展開? 田代の正体は薄々感じてましたけど、ここまでのキャラにしちゃいますか! てな感じで、非常に救いのない結末でしたが、クレジットロールも出たし、まぁ、ハッピーエンドと言えなくもないんで、これがトゥルーエンディングなのかな。ネバーエンディングな感じの原作とは全く違うものになってます。
 それにしても、これまでに何本も作られたロマンポルノ版といい、石井隆・杉本彩の映画版といい、「花と蛇」を映像化すると、原作とはタイトルと登場人物の名前くらいしか共通点のないような似ても似つかない作品になってしまうのは何故なんでしょうね。やはり原作の、あまりのストーリーの無さに「いくらなんでも、これじゃ物語にならないよ」と、クリエイター側がひねりを加えすぎちゃうんでしょうか。原作ファンとしては、余計なことしなくてもいいのに、ってな気持ちなんですけどね。ファンが「花と蛇」に求めてるものは、物語でもテーマでも文学でもなくて、ひたすら羞恥に悶える美しい女性たちの痴態なのに…。
 そういえば、長田要が特冊新鮮組で「花と蛇」を漫画化してたはずなんだけど、あれはどうなったんだろう? 「お柳情炎」が、原作にかなり忠実なコミカライズで素晴らしかったので期待してたのですが。

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