ダリブロ 安田理央Blog

フリーライター安田理央のBlogです。

長野県 長野駅「きじ焼丼」1000円


 僕らの間で、器モノと呼ばれるジャンルがあるのですが、この駅弁もそのひとつ。抹茶茶碗の丼に入っているのですが、これがしっかりした丼でして、これがついていて1000円という価格は驚異的ですらありますね。食後も、普通に小振りな丼として活用できそうです。
 そして肝心の弁当中身の方なんですが、これまた絶品。主役のきじ焼き(キジではなく国産鶏)は、肉も大きく歯応えがあって味も濃く、文句なし。さらに鶏そぼろ、玉子そぼろ、野沢菜、しめじ、筍、山ゴボウなどがほんのり醤油味の茶飯の上を覆い尽くしていてボリュームもバッチリ。特筆すべきは善光寺名物の七味唐辛子が付いていること。こいつを振りかけて食べると、きじ焼きの味にぐっと奥行きが出ます。死角ナシといった感じの完成度の高い駅弁でした。
 ところで、この「きじ焼丼」や「川中島合戦笹ずし」を製造しているナカジマ会館さんが今年の1月いっぱいで食品事業から撤退するとのこと。こんなに美味しい駅弁が、もう食べられなくなっちゃうんですか!

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