ダリブロ 安田理央Blog

フリーライター安田理央のBlogです。

「リアル一番くじ」引いてきました

 3月25日に新宿TSUTAYAで行われた素人onlyプラムさんのイベント「リアル一番くじ」に行ってきました。今回が二回目となるこのイベント、1000円払ってくじを引くと、女優さんが色々なことをしてくれたり、色々なものをプレゼントしてくれたりするというもの。普通のAV系イベントだと、そのメーカーのDVDを買わないと参加できないんですが、これは1000円払えば、誰でも参加できるんですね。なので、何度も何度もくじを引く人がたくさんいましたよ(笑)。

 さて、そのくじの内容なんですが、「きっす」「だっこ」「おんぶ」「ひざまくら」「かたもみ」「ぬくもり」「しんぴ」「かたみ」「くちびる」「ぺろりん」「でーぶいでー」「おもいで」「まよけ」「ちぇき」「いしょう」「たわし」「やりなおし」「わいるど」という18種類。
「きっす」は女優さんとクリアファイル越しにキス、「だっこ」は女優さんをお姫様だっこ、「しんぴ」は近距離から股間をガン見(笑)。いろいろ考えてますPLUMさん。
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 TSUTAYAさんのアダルトコーナーの一角に、PLUMの人気シリーズ「素人四畳半生中出し」の部屋を再現して、そこに女優の月美弥生さんがシミーズ姿で座って待っててくれてるわけですが、いやぁ、月美弥生さん、エロいエロい。胸元の谷間が強烈ですよ。Gカップですか。あんまり巨乳には興味のない僕ですが、やっぱりこういうのを目の当たりにすると、目を奪われますね。おっぱい、いいなって思いますよ。というか、月美弥生さん、いいですね。いるだけでエロさがにじみ出てます。
 さて、次々とお客さんがやってきます。1000円払ってくじを引きます。おお、いきなり「しんぴ」ですか。座った弥生さんがシミーズの裾をめくりあげ、寝そべったお客さんがその股間をガン見ですよ。うわ、近い近い。これはエロいなー。
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 他にもお姫様だっこの時は密着できるし、肩もみの時は弥生さんがわざとおっぽいを頭や背中に押し付けてくるし、なにこの満点なサービス!

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【今月の自腹で買ったAV】最愛の妻を義父に寝取られて… 涼川絢音(ヒビノ)

https://instagram.com/p/z4QNDaDW53/

 インタビューしたり、イベントで会ったりして、すっかりファンになってしまったのが涼川絢音ちゃんです。
 華奢で可憐なルックスなのに、時々博多弁が出ちゃうところとか、酒好き、おじさん好きといったあたりにグッと来ましたね。
 定期的にやっている彼女のニコ生は「ゆる川さん」なんて異名を取るくらいにユルユルで自由すぎる放送で、かなり面白く、僕もちょくちょく見ています。
 昨年の春にkawaii*専属でデビューしたんですが、今年に入ってSODに移籍。グループ専属という変則契約らしく、SODクリエイトだけではなく、SODグループのメーカーの作品にも出演しています。

 というわけで、本作もヒビノからの発売。初の人妻物です。どちらかと言うと可憐でロリ系のルックスだし、まだ21歳だし、人妻役は似合わないんじゃないかなと思ってたんですが、なかなかどうして、初々しい若妻という感じでハマってましたね。うん、ちゃんと人妻に見えますよ。
 妻が、同居している義父と関係を持っていたことを知った夫。最初はショックを受けたのだが、なぜか強い興奮を覚えてしまい……といういわゆる寝取られ物ですね。略してNTR。これ、「NTR」というヒビノの新レーベル名にもなってます。
 既に気持ちは義父の方に惹かれているため、夫とのセックスはあまり気乗りせず。しかし、夫が出勤した後、義父と二人きりになると、タガが外れたように激しいセックスに没頭してしまう絢音。スイッチが切り替わるようなそのその演じ分けも見事で、彼女の演技力を感じましたね。
 そういえば、未見なんですが最近ピンク映画にも出演して、演技力を褒められてたみたいでしたしね。

 いや、もうとにかく、義父とのセックスが濃厚なんですよ。キス、キス、キス。激しく舌をからませあい、唾液をすすりあい、顔を舐め合う。挿入しながらも延々とキス。
 こう書くと、本作の監督の豆沢豆太郎氏に失礼なんですが、ヘンリー塚本監督ばりの濃密な接吻を見せてくれるんですよ。
 そして挿入されてからの感じっぷりも見事です。特に騎乗位の時の腰使いはよかったですね。自ら快感をむさぼるように腰を激しく動かし、身体を仰け反らせます。
「お父さんのおちんちん大好き」
「おれも絢音のおまんこが大好きだ」
なんて言葉を交わしながら交わるあたりもヘンリー塚本テイストを感じます。
 絢音ちゃん、何度もイキまくりますが義父は抜かずに突き続けます。わぁ、なんて絶倫なお義父さんなんでしょうか。こんなにバリバリなら我慢できずに、息子の嫁に手を出しちゃうのも納得です。
 そして、二人の関係を知るも寝取られの興奮に突き動かされた夫とのセックス。人が変わったかのように激しい夫に、今度は絢音ちゃんも感じまくります。夫とのセックスの時も、やっぱりねちっこくキスしてます。
 エッチモードに入った時の切なげな表情もいいし、喘ぎ声や身体の反応も素晴らしい。エロいじゃないですか、涼川絢音ちゃん。

 しかし、しかし……、残念ながら、身体が細すぎなんですよね。デビュー時もスレンダーでしたが、さらに痩せちゃってて、ちょっと痛々しいほど。特に手足の細さは、見ていて気になっちゃってしょうがないレベル。なので、着衣の時の方がエロさを感じましたね。全裸になると、どうしても細さが目についちゃって……。
 どうか、もうちょっと太って欲しいなぁ、涼川絢音ちゃん。Twitterとか見てると、結構色々食べてるみたいなんですけどね……。

 とりあえず、涼川絢音ちゃんの若妻ドラマ路線は今後も期待したいですね。最愛の妻を義父に寝取られて… 涼川絢音 - アダルトDVD通販 - DMM.R18

続おやじびでお 第17話 通販ビデオのマニアックな世界

 現在、AVはセル(販売用)が中心となっていますが、ほんの10年ほど前まではAVは基本的にレンタルで、セルはインディーズと呼ばれ、あくまでもマニアックなものという扱いでした。
 そして、さらにその前には通販ビデオと呼ばれた、本当にマニアックなAVが密かな人気を集めていたのです。

 もともとAVが誕生した80年代初頭には、まだレンタルショップ*1がなく、AVは販売専門でした。もちろんVHSとベータ。一本が30分収録で一万二千円から二万円という、今では考えられないような価格でした。よっぽど好きな人じゃないとAVは見られない、そんな時代だったのです。そのためか、SMモノなどマニアックで暗い内容の作品が目立っていました。

 そして80年代半ばになると、レンタルショップも一般的になり、AVは借りて見るものになっていきます。それでもレンタル料金は一泊二日で定価の一割、つまり千二百円以上と、かなり高価ではありましたが…。
 ともあれ、レンタル時代になり、誰もが手軽にAVが見られるようになると、その内容も一般向けになっていきます。若くて可愛い女の子が普通のセックスをする。そんな作品が中心になっていきました。AVアイドルと呼ばれる女の子も登場し、テレビ番組に出演するなど、AVはどんどんメジャーな存在になっていきます。

 しかし「AVって、そんなもんじゃないだろ! もっと淫靡なもんだろ!」と思った人がいたのかどうか。この頃にブラックパックと呼ばれる販売用AVが登場します。ブラックパックについてはこの連載の第10話で紹介しましたが、ま、犯罪スレスレのハードなSMプレイや露出度を競うような過激な内容のビデオでした。
 ブラックパックのブームは3年ほどで終焉を迎えるのですが、時を同じくして、よりマニア向けのAVが蠢き出していました。それが通販ビデオです。
 文字通り、マニアがマニアのために作ったマニアックなAVです。本格的な緊縛やキャットファイトといった普通のセックスでは興奮できないマニアのためのプレイを撮影したもので、マニア誌の広告などで、通信販売をしていたのでした。
 こうしたマニア向けの通販ビデオを取り扱い、その筋では聖地と呼ばれたのが1985年にオープンした高田馬場の「タイヨー」*2です。通販じゃないと手に入らないマニアビデオが、ここでは店頭で購入できるということで、喜んだ人は多かったようです。自宅にマニアックなビデオが郵送されるというのは、家族がいる人にはリスクが大きいですからね。
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2012年の閉店当日の高田馬場タイヨー。

 こうして90年代前半に通販ビデオは盛り上がりを見せていきます。佐藤義明監督による「SMマニア撮り」シリーズ(ジュリアン)*3や脚フェチ向けの「天下一品」シリーズ(TF-CLUB)*4、そしてノンヌードの本格ボンデージにこだわる「エキゾチックボンデージ」(小原譲プロダクション)*5など、セックスが全く登場しない作品が人気を集めていました。
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小原譲プロダクションの「ボンデージブロッサム」

 中でも異彩を放っていたのが、松下一夫監督による「美少女スパイ拷問」シリーズ(松下プロ)*6。アニメ「ルパン三世」第一話の峰不二子が機械にくすぐり責めされるシーンに衝撃を受けたという松下氏が、大の字に拘束された女の子をひたすらくすぐるというもの。かなり大量の作品がリリースされていましたが、どれも捕らえられた女スパイが拷問を受けるという設定で、松下氏本人による責めや尋問のセリフもほとんど同じ。ワンパターンの美学というか、マニアにとってはそれでいいんでしょう。ちなみに、くすぐり以外にも電動マッサージ器で何度もイカせるという責めも定番で、これが現在に続くイカセ物の元祖かもしれないですね。そういえばイカセ物の名門メーカー、ベイビーエンターテイメントの社長も、松下氏の作品に影響を受けたなんて言ってましたっけ。
 この他にもラッシャーみよし監督による超フェチメーカーのハウスギルドや、のちにフェチの総本山となるアロマ企画もこの頃に誕生していますね。
 ゴールドマン監督もストロベリー社名義で着衣ボンデージのインディーズ作品を量産していました。
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ストロベリー社の「GAL'S GAG」

 また、同時期に盛り上がりを見せていたブルセラビデオも、ショップが自分たちで撮影して販売していたという意味では、同じ流れにあるといってもいいでしょう。
 AV史的に言うと、この後にビデオ安売王によってセルビデオが一気に広がり、インディーズビデオブームへとつながっていくわけですが、一般的な広がりを見せていくにつれて、かつてのレンタルAVと同じようにマニア色は薄れていっちゃうのですね。レンタルAVと完全に立場逆転した今では、セルビデオがマニアックという図式は全く意味がないものになりました。フェチの代名詞だったアロマ企画も、普通の痴女メーカーみたいになっちゃってますしねぇ…。

 しかし、やっぱりマニア向けの自主制作AVというのは生き続けているのですね。秋葉原のSM専門店のサンショップ*7あたりに行くと、普通のAVショップでは見たことがないようなマニアックなAVがいっぱい。真空パックでの窒息プレイが売りのココアソフトや、着衣のままで縛られた女がジタバタしているだけのDID企画、針で刺しまくる苦痛系のスクラムなど。ああ、こういう世界は不滅なんだなぁと、何だか嬉しくなります。
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ふぇち工房の「靴汚し」。ひたすら泥にまみれた靴の映像が……。

 しかし店長に話を聴いてみると、こうしたマニアックな作品は、DVDではなく配信の方が主流になりつつあるとか。前述のココアソフトも、現在は店舗での販売を中止しているみたいですしね。レンタル全盛時代に、一足先にセルをやっていたように、マニア系の方が時代を先取りしてるようです。

TENGU(ジーオーティー)2011年8月号掲載。手作り感溢れる通販ビデオのいかがわしいムード、好きでした。僕も制作を手伝っている小林電人監督も初期は手作り感溢れる作品を作ってましたねぇ。

*1:ビデオソフトのレンタルが始まったのは1982年。84年頃から本格化し、89年には全国で一万五千店以上に増加。しかしそれをピークとして、バブル崩壊の影響などから、以降は減少。

*2:ミリオン出版ワイレア出版などを擁する大洋グループ直営のアダルト本やAVの専門店。2012年に閉店。

*3:カメラが固定で撮りっぱなしだったりと素人っぽい作りが生々しかった。スカトロプレイが多いのも特色。

*4:もともとは東京覆面倶楽部という制作集団が母体。実は初期には筆者も関わっていた。現在もパンストを中心としたフェチ系作品を販売している。

*5:アーヴィング・クロウに影響を受けた着衣緊縛にこだわった作品を撮り続けている。どことなくエキゾチックなムードが魅力的。最近は下着への興味が強い。

*6:今なおくすぐり作品を撮り続けているくすぐり界の巨匠。オフィシャルサイトを見ると、かなり広範囲な活動をしている模様。

*7:SMAV専門店。店内ではイベントやAVの撮影が行われることもある。

続おやじびでお 第16話 歌うAV女優たち

 恵比寿マスカッツが絶好調であります。CDもかなり売れてるみたいですし、一般コミック誌の表紙なんかも飾ったりして、彼女たちがAV女優だとは知らない*1若いコも多いという話も聞くようになりました。飯島愛を除けば、AV女優がメジャーな音楽シーンで成功した初めての例と言えそうです。

 AV女優の音楽活動はAV黎明期の80年代から活発でした。その第一号と言えるのが1986年にシングル「サンセット・ハイウェイ」をリリースした美光水(レイクス)です。杉原光輪子、森田水絵、山口美和によるグループでした。
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美光水「サンセット・ハイウェイ」

その後も、早川愛美や秋元ともみ、かわいさとみと言った宇宙少女や、初代AVクイーン・小林ひとみ、斉藤唯・冴島奈緒・葉山みどりによるRacco組*2なども次々とレコードデビューを飾っていきました。
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秋元ともみ「少女神話」

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Racco組「レモンのキッス」

*1:一般誌などではセクシー女優という表記になっている。まぁ、メンバーの中にはグラビアアイドルもいるし。

*2:トラブルなどで、半年後には斉藤唯、森村あすか、星川メグにメンバーチェンジした。ロック志向の冴島奈緒はアイドルぶるのがイヤで逃げ出したらしい。

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続おやじびでお 第15話 SMがAVの主流だった時代

 前回はSMモノを中心とした官能小説について書いたので、今回はSMのAVで行ってみましょうか。
 日本最初のSMモノだと思われる作品は82年の1月にVIPエンタープライズ(後のVIP)が発売した「48時間の裸体」「死虐の宴」です。この2作品はVIPの第一回発売作品でもあります。ブラックパックの回でも少し書きましたが、AVの黎明期ではSMは主要ジャンルであり、このVIPや宇宙企画、SAMM(現hmp)といった後に美少女AVで有名になるメーカーも、設立当初はみんなSMモノを手かげていたのです。まぁ、VIPの前身はスカトロビニ本で名を馳せた群雄社、SAMMの前身は六本木のSMクラブだったので、当然と言えば当然の流れではあるのですが。

 黎明期にSMモノが多かった理由として、SMならセックスシーンが無くても成立するというメリットもあったのです。当時のAVでは修正をするのも大変だったためアングルで隠すという映画的な手法が主流でした。セックスしてるのに下半身を全く映さないなんて作品もあったほどです。
 その点、SMでは雑誌グラビアなどのノウハウがあり、縄や剃毛用のシェービングクリームなどで股間を隠すという手法が使えますし、本番シーンが無くても成り立つので、男の性器も登場させなくて済むわけです。

 この82年にはSMの名門メーカー、アートビデオも第一作となる「地下室の淫魔」を発売しています。社長であり看板監督でもある峰一也*1は、当時はSM写真のカメラマンで、家庭用に買ったビデオカメラ一台で撮影したといいます。この頃は、編集も出来ないため、頭から順に撮っていったそうです。失敗は許されない、まさに一発勝負の撮影です。
 こうして制作された初期の作品は通販のみで販売。SM雑誌に広告を載せただけなのに、毎日たくさんの現金書留が届いたというから、今から考えるとなんとも羨ましい時代です。だって当時は一本1万5千円もしたんですよ。
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初期のアートビデオ作品「こずえのマゾレポート」

*1:90年以降は女性をひたすらイカせるという路線に。通称ミスター・ミネック。

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2015年1月に見た面白かったAV

1月に見た22本のAVの中で、本当に面白かったなと思ったAV3本です。


「はじめてづくし」松岡ちな(SODクリエイト)
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デビュー作を昨年度の個人的ベストワン作品に選んだ松岡ちなちゃんの2作目。「いかにもAV」という感じの定番プレイに挑戦するという内容なんですが、どれもなかなかハマっていて、彼女のAV女優としてのポテンシャルの高さを十二分に感じさせる作品になってました。個人的には恥じらいながら口にする淫語プレイにグッと来ましたね。


バクシーシ山下ドキュメント第1弾 毎度お騒がせのAV業界で、また事件が起こりました。ロリコンAV監督が、23歳年下のAV女優と撮影とは関係なくセックスしてしまったところを盗撮されていたのです。実際に起こった事件を追いかける過程で発覚する新事実の数々」みおり舞(V&R PRODUCE)
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一部で話題を呼びながらも未だ発売されていないビーバップみのる監督のドキュメントAV大作「501」。そのスピンアウト作品の方が先に発売されました。ひとつの事件をきっかけに話はどんどん奇妙な展開を見せていきます。あの鬼才バクシーシ山下が帰ってきた! と言いたくなる異色ドキュメントです。


尿道奴隷VS肛門奴隷」(エピキュリアンEVE)
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肛門プレイが得意なM男と尿道プレイが得意なM男が女王様のお気に入り奴隷の座をかけて尿道責めとアナル責めで戦うというどう考えても頭のおかしい作品。特に尿道プレイが凄まじ過ぎて直視できず。ひぃっ! 電動ドリルを突っ込むなんて! そしてラストシーンは夜景をバックに、肛門獣が肛門に、尿道獣が尿道にローソクを挿入して火を灯しているカットで、かっこ良すぎます。
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あと、昨年7月に発売されて評価の高かった「理性の吹き飛んだ美少女と中出し性交 湊莉久」を遅ればせながら見たんですが、確かに素晴らしかったです。小細工無しで湊莉久というAV女優の凄さを見せつけられました。

【今月の自腹で買ったAV】「性的虐待してください…。」舞園かりん(オーロラプロジェクト)

http://instagram.com/p/yeKfUejWyB/
 AVライターという仕事をやっていると、なかなか自分ではAVを買わなくなります。レビューを書くためのAVは編集部からサンプルが送られてきますし、メーカーからも毎月大量に送られてきます。原稿の資料として自分で購入することもありますが、個人的な楽しみとして買うことはどうしても少なくなります。何しろ仕事で月に何十本も見るので、プライベートで見る余裕がなくなっちゃうんですよね(実用的な話で言えば、僕は静止画派だったりしますし……)。
 しかし、それではいけないなぁとは思っているんですよ。やっぱり僕らは、ユーザー目線を忘れちゃいけない。お金を出して買ったのにハズレを掴まされた悔しさを忘れちゃいけない。
 ということで、今年は毎月最低一本は自腹でAVを買おうと決意しました。自腹で買って、しがらみのない個人的なレビューを書いてみようと思いました。

 さて記念すべき第一本目を購入すべく、仕事場の近所のラムタラに行ってみました。パッケージを眺め、あれこれ手に取りながら熟考。これはどうだろう、いやこっちはちょっと高いな。どうせなら、新作の方がいいかなぁ……。
 もう完全にユーザーですね。ショップで買う時は、いつも資料として決め打ちで買いに行くことが多いので、こういうのって新鮮だったりします。

 で、選んだのが舞園かりんちゃんの「性的虐待してください…。」(オーロラプロジェクト)。税込2973円。
 舞園かりんちゃんは、以前にインタビューしたこともあり、デビュー作も見ています。M気が強くて、ロリ系という僕の趣味ストライクの子だったので、これはハズさないだろうな、と考えたんですね。ええ、やっぱり自腹で買う以上、ハズしたくないじゃないですか!

 タイトルはちょっとダークなイメージですが、舞園かりんちゃんが終始うれしそうな表情を浮かべているので、ムードは意外に明るいです。かりんちゃんは「いじめられるのがすごく大好きです」なんて言ってるし、オナニーする時も自分がいじめられるところを想像するというくらいにM気が強いんですが、本作では「虐待」というタイトルほどには、いじめていないですね。ちょっと雑に扱っているという程度。イラマチオなんかもさせていますが、むしろかりんちゃんが自分から喉の奥にまで突っ込んでむせちゃってるくらい。ようするに彼女のM度が監督のS度を上回っちゃっているのです。もうちょっとがんばって、S気を見せて欲しかったところですね。彼女が大好きだというスパンキングも全くなかったし。
 そうそう、彼女は処女のままAVデビューしたんですが(つまりデビュー作で処女喪失)、その前からスパンキングに憧れて、自分でスパンキングのイラストを大量に描いてネットで発表していたほどのマニアなんですよ。処女なのに、スパンキングされるところを妄想してムラムラしてたとは、なんてエロいのでしょうか。

 さて、舞園かりんちゃん。正直言って、顔立ちは微妙です。身体つきも含めて幼い感じで、中学生くらいにも見えるんですが、美少女というにはちょっと厳しい。特にあえいだりすると、かなり崩れる。ルックスのレベルが飛躍的に上がっている昨今のAV業界の中では上の方のランクにはとても入れない。
 じゃあ、かりんちゃんがAV女優としてダメなのかというと、そうでもないんですよね。現に僕は自腹を切ってこの作品を買ってるのですから。その微妙なルックスが、逆によかったりするんですよ。
 処女の頃から、自分がいじめられるところを想像してオナニーにふけり、自らパイパンに剃っていたという彼女。作品中でかりんちゃんが終始うれしそうな表情をしていると書きましたが、これが普通にアイドル顔の女の子だったら、ムードはぶち壊しになってたと思うんです。微妙なルックスのかりんちゃんが、嬉しそうにセックスをしているからこそ、この作品の不健全さが活きてくるんですね。そう、この不健全なムードがこの作品の魅力なんです。
 オーロラプロジェクトの作品というのは、基本的に援交の匂いが強烈に漂っています。この作品もホテルの一室で制服姿のかりんちゃんが、男にハメ撮りされるというもので、不健全なムードが濃厚なのです。ずるい大人が、何もわからない従順な女の子を好き勝手に弄んでいるというイメージです。その構図に嫌悪感を持つ人もいるでしょう。
 しかし、その不健全さこそがAV、というかエロなんじゃないかなとも思うんですよ。誰もが不快感を抱かないような明るく健全なセックスなんて、面白くもなんともないじゃないですか。

 しかし、だからこそ、もう少し踏み入って欲しかったなと思いました。舞園かりんちゃんという女の子のポテンシャルはもっと深いところにあるはずです。若干、消化不良の感は否めませんでしたね。
 うーん、もっとヤバい舞園かりんが、見たいなぁ。

性的虐待してください…。 舞園かりん - アダルトDVD通販 - DMM.R18

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