最近、AV女優などにインタビューしていて、最もグッと来るのが「私、年上好きなんですよ」の一言。まぁ、よく聞くと年上ってのは30才くらいの事だったり、お金をいっぱい持っているような人のことだったりするんですが、中には「年はとってるほどいい!」「お腹が出てるような人がいい!」「ダメなおじさんが好き!」なんて言ってくれる子もいるわけですよ! いや、もちろんリップサービスかもしれないってのはわかってますけど、それでもそんなことを言ってくれるだけで、ポイントがグーンと上がっちゃうわけですよ。いい子だなぁ、なんて思っちゃうわけですよ。
好きな男性のタイプはジャニーズ系とか、ビジュアル系とかホスト系とか言われると、「あー、この子はおれとは無縁の子なんだなぁ」なんて思って寂しくなっちゃうわけです。いや、もちろんおじさん好きだからって、どうにかなるわけじゃないことは知ってますけどね! それでも可能性があると思うと夢も広がるじゃないですか! 妄想も膨らむじゃないですか!
そんなことを考えていたら、すごいエロ雑誌が出ましたよ。「男のスパイスDVD」(三和出版)。
キャッチコピーが「年の差20歳以上の清純美少女とセックスしたい昭和40年男に送る!」ですよ。さらに「倍以上男子に抱かれたいウブでスケベなコムスメ32人!」「ハメ撮り男優全員40歳以上!」「40歳以上じゃないと濡れないと断言した美少女たち」ですよ。
なんですか、このピンポイントな攻撃。パラパラとページをめくると、おお可愛くて若い子ばかりだなぁ。おじさん好きだと思うと、余計に可愛く見えるなぁ(笑)。
デザインも、少し前の余裕があった頃のエロ本を思い出すような小洒落た感じだし、内容も徹底しておじさんにこだわってます。
まぁ、ナンパした素人という設定なのに、AV女優名をそのまま使うというKKベストセラーズ・スタイルなのは、ちょっと微妙な感じもしますが、いい仕上がりです。今の時代で、これはベストなエロ本と言ってもいいんじゃないですか?
実際問題として、今、エロ本を買うのは40代以上なのですから、こうしてその世代に完全にターゲットを絞った作りにするというのは、手法としても正しいと思うのです。
まぁ、それを狙って、エロ本は熟女ばかりになってしまったわけですが、僕のように熟女よりも「年の差20歳以上の清純美少女」にグッとくる読者も多いはず。今後、この「おじさん好き」というジャンルは、狙い目なのではないでしょうか。
ちなみに僕はこの本のことを、こちらのBlogで知りました。
エロ雑誌編集社で働くことにしました! エロ雑誌編集社で働く女子のブログ
瀕死のエロ本業界ではありますが、まだまだ若い子が頑張ってくれております。
うれしいね。