ダリブロ 安田理央Blog

フリーライター安田理央のBlogです。

『東京ロカビリー・ジェネレーション 80s』(本田隆)


 音楽マスコミからは、ほとんど黙殺されてきた「キャロルを起点としたリーゼントカルチャー」の歴史をまとめた一冊。いわば、「はっぴぃえんど史観」ならぬ「キャロル史観」。
 確かにこのへんの流れというのは、いわゆる「日本のロック史」でも、ほとんど無視されてきた感はある。

 その代表的なバンドであり、ゴーゴーズと全米ツアーをしているブラックキャッツなども、音楽誌では取り上げられずに、『「ギャルズライフ』や『ポップティーン』」、(バンド雑誌になる前の)『宝島』などにはよく登場していたというのが象徴的。

 本書に何度も登場するアメリカのバンド、シャ・ナ・ナも、ほとんど語られないけれど、シャネルズやチェッカーズに大きな影響を与えてたり、結構重要な存在だったりする。

 個人的にも小学校高学年くらいから(『アメリカングラフィティ』」の影響で)オールディーズは大好きだったので、シャ・ナ・ナも知っていたが、情報がなかったので、どんなバンドなのかよくわからず、その後、すっかり存在を忘れてた。

 語られない歴史というのは、忘れられていってしまい、なかったことになってしまう。
そういう意味でも、こういう本が書かれたのはすごく重要。

 自分のやっている仕事ともスタンス的にシンパシーを感じるのだ。

『アダルトメディア総研presents これがエロの最前線! 音声・AIの世界』開催します

『アダルトメディア年鑑2024』イースト・プレス刊)の執筆者を中心に「アダルトメディア総研」(Adult Media Research Institute、略称AMRI)というグループを立ち上げました。
『年鑑』の制作を通して、ジャンルの枠を超えた情報共有が有意義なものだと感じたからです。
残念ながら『年鑑2024』の続編の発刊は出来なくなってしまったのですが、AMRIのnoteでWeb版『年鑑』として発表していくことにしました。

note.com


またAMRIとしては、トークイベントも開催していこうと考えています。
その第一弾として、『年鑑2024』でAIと音声担当だったxcloche(くろっしゅ)氏と、音声とAIについてのイベント『アダルトメディア総研presents これがエロの最前線! 音声・AIの世界』を神保町RRRにて行います。

日時:2月16日(日) 17:00開場 18:00開演 21:00終演予定
場所:神保町RRR(神保町駅A1出口徒歩0分)
料金:2,000円+入場時にワンドリンクオーダーお願いいたします。

出演:xcloche(AIエンジニア・音声作品評論家)、安田理央(アダルトメディア研究家)
ゲスト:秋野かえで(芸人系バーチャル声優)、毎日が楽しくない(あいおんうーざ・蘭丸)

様々なジャンルで注目されているAI技術は、エロメディアの世界にも大きな影響を与えています。画像生成やディープフェイク動画、モザイク破壊、AIチャットなどAIを使った新しいエロメディアの状況と問題点、今後の展望などを語ります。
そして、実は『年鑑2024』で最も注目された「音声作品」(同人音声)。知らない人は全く知らないけれど、ここ数年で密かな盛り上がりを見せている「聞くエロ」の世界を紹介します。

ゲストとして声優の秋野かえでさんを迎え、制作現場の話なども聞きたいと思います。
www.youtube.com


さらに特別ゲストとしてお笑いコンビ「毎日が楽しくない」も登場!
www.youtube.com


エロの最先端とも言えるこの二つのジャンルを知るということは、エロの未来を知るということ!
ということで、『アダルトメディア総研presents これがエロの最前線! 音声・AIの世界』よろしくお願いします!

予約はこちらから。
note.com

2024年度個人的ベスト10曲

誰にも頼まれてないけど毎年やってる極めて個人的な年間ベスト10曲です。
いわゆるインディー・ポップが中心です。


1位 HYBS x SIRUP - I'm Blessed (Official Video)
www.youtube.com
残念ながら昨年解散してしまったタイのシティポップデュオHYBSが最後に日本のSIRUPとコラボした曲。突然出てくるSIRUPによる日本語歌詞が染みる。戦隊ヒーローパロディのMVも面白い。


2位 Blu DeTiger - Dangerous Game
www.youtube.com
アメリカの女性ベーシストとして注目されているBlu DeTigerのソロ。超コケティッシュで超ポップでかっこいいです。アルバムもいい曲が目白押し。


3位 Papooz - TOO YOUNG 
www.youtube.com
パリのインディー・ポップデュオ、Papooz。ここ数年で一番よく聴いてるアーチストかも。ツボを押さえたポップセンスがたまりません。PapoozはいつもMVが面白いんだけど、この曲は作られてないのが残念。


4位 Clairo - Sexy to Someone
www.youtube.com
アメリカのシンガーソングライター、クレイロのスィートでセクシーなナンバー。19歳の時にキュートなベッドルーム・ポップ曲「Pretty Girl」で注目されたあのクレイロちゃんが、こんなにセクシーな大人の女性を感じさせるシンガーになるとは。

Pretty Girl
www.youtube.com


5位 AAA - Young Man
www.youtube.com
韓国のHYUKOH(ヒョゴ)と台湾のSunset Rollercoaster(落日飛車)によるプロジェクト。ポップさとアバンギャルドさが絶妙にせめぎ合う浮遊感のあるサウンドはハマリます。


6位 Nick Lowe, Los Straitjackets - Went to a Party
www.youtube.com
ニック・ロウが、近年行動を共にしてる覆面(被った)バンドのロス・ストレイトジャケッツと作り上げた『Indoor Safari』は今年一番よく聴いたアルバム。乾いた、というか埃っぽい音色のロックンロール、最高。ニック・ロウのアルバムって10年ぶりなのね。


7位 quinn_ - SUPERJUMP_HARDCORE
www.youtube.com
韓国のエレクトロ・ポップユニット(ソロなのかな?)、quinn_(クイン)。切なさとレトロ感が漂う楽曲は、日本のアニメと相性よさそう。主題歌とかに使われたら一気に注目されると思うんだけどなー。

こっちの曲もいい。
www.youtube.com


8位 Wallows - Calling After Me
www.youtube.com
やっぱりギターポップバンドも入れておかないとね。LAの3人組Wallowsは今年はいい曲ばかり出してくれたなー。

これとか
www.youtube.com
これとか
www.youtube.com


9位 淺堤 - 不要煩
www.youtube.com
台湾の4人組、淺堤(シャロウ・レヴィー)。依玲の滑らかなボーカルが心地よいです。特にこの曲は呑気なビートと相まって、気持ちよさ倍増。


10位 KEG - Michael Phelps
www.youtube.com
変なバンド枠で、これ(笑)。UKブライトンの管楽器入7人組ポスト・パンクバンド。複雑な演奏と変なボーカルというのは大好物です。

ライブ演奏はこんな感じ。
www.youtube.com


タイ、アメリカ、フランス、アメリカ、韓国&台湾、イギリス、韓国、アメリカ、台湾、イギリスというラインナップになりましたね。今年はホントにいい曲揃いで絞るのが大変だったんだけど、邦楽でグッと来る曲が少なかったのが残念。
まぁ、あくまでも個人の(かなり偏った)趣味なのですが。


11位から20位までも貼っておきます。このあたりは順不同かなぁ。

The Lemon Twigs - My Golden Years
www.youtube.com


Leyla McCalla - Sun Without the Heat
www.youtube.com


Sofia Valdes - How's That Working Out?
www.youtube.com


Lio - pinterest boy
www.youtube.com


BANANARAMA - SUPERNOVA
www.youtube.com


Dayglow - Every Little Thing I Say I Do
www.youtube.com


Remi Wolf - Cinderella
www.youtube.com


flowerovlove - BOYS
www.youtube.com


Jungle - Let's Go Back
www.youtube.com


Waxahatchee - Bored
www.youtube.com


意識してなかったけど、女性ボーカル多いですね。
この20曲を含む300曲のプレイリストはこちら。
music.youtube.com

rioysd.hateblo.jp
rioysd.hateblo.jp
rioysd.hateblo.jp
rioysd.hateblo.jp
rioysd.hateblo.jp
rioysd.hateblo.jp

『エロメディア大全』発売!

 新刊『エロメディア大全』(三才ブックス)が発売されました。

エロメディア大全


 本書は生まれては消えていった数々のエロメディアやエロのジャンル、そして伝説のエロ雑誌などについて解説したもので、自分としては、この一冊で「日本のエロメディアの歴史がわかる!」「エロメディアの教科書」、というか「入門書」、というつもりで書きましたので、今までの僕の著書よりも、若干読みやすくなってるんじゃないかなと。
 まぁ、いつもの「だ」「である」調じゃなくて「です」「ます」調で書いてるだけですけど。
 考えてみたら「です」「ます」調で書いた本は、初めてかもしれないですね。

ラジオライフ」誌に2020年から連載している「安田理央のエロメディア全史」をベースにした本で、他にも色々な雑誌に書いた原稿をまとめたものなんですが、大幅に加筆、再構成しているので、結局書き下ろしと変わらないくらいの手間がかかっちゃいましたね。

大きくわけて3部構成になっておりまして、
まず第1章が「エロメディア大百科」。
50年代に全盛期を迎えたグラマー雑誌から、現在勢いを増している同人AVに至る数々のエロメディアを取り上げています。

[紙メディア編]
グラマー雑誌/SM雑誌/少年向けエッチ漫画/エロ漫画の誕生/エロ新書判/金髪雑誌/ビニ本/自販機本/裏本/風俗誌/投稿写真誌/AV雑誌/レディースコミック/写真文庫/官能小説文庫/エロ漫画冬の時代/マニア誌/女性向けエロ本/類似誌/付録戦争

[映像・音声メディア編]
ブルーフィルム/成人映画/エロカセット/アダルトビデオ/裏ビデオ/ブラックパック/アダルトアニメ/お色気テレビ番組/ダイヤモンド映像/アダルトCD-ROM/インディーズAV/ヘアビデオ/盗撮AV/同人AV/消えたメディア/インターネット黎明期


写真文庫とかエロカセット、ブラックパックやアダルトCD-ROMといった、あまり語られることのないものにも触れてるあたりにも注目して欲しいですね。
「ああ、あんなのあったな」と思ったり、「そんなものがあったのか」と驚いてもらえると嬉しいです。

第2章は「エロジャンル大辞典」。これは様々なエロのジャンルの解説ですね。

熟女/巨乳/尻/素人/ブルセラ/童貞・筆おろし/痴女/ニューハーフ・男の娘

それぞれのジャンルの成り立ちや変遷などのついて説明しています。熟女や巨乳が意外に新しいジャンルであるとか、ブルセラの語源とか、意外に知られていないのではないかと思います。

そして第3章は「エロ雑誌列伝」。これは2019年に出した『日本エロ本全史』でも紹介している18誌について、より詳しく解説したパートです。『エロ本全史』では書ききれなかった情報などを細かく書いてます。

取り上げたのは

世界裸か画報/映画の友/バチェラー/ウィークエンド・スーパー/Jam/写真時代/オレンジ通信/ザ・ベストマガジン/ザ・ベストマガジンスペシャルペントハウス/ベッピン/ビージーン/ボディプレス/デラべっぴん/ザ・テンメイ/フィンガープレス/ララダス/おとこGON

寂しいのは、この18誌の中で、今でも残っているのは「バチェラー」1誌ということですね。というか、まだ「バチェラー」が残ってることがすごいんですけどね。創刊47周年ですよ。すごい。

というわけで、今回もまた400ページと分厚くなってしまいました。情報量はかなり詰め込んだつもりです。

まぁ、構成的に僕のこれまでの著書と内容がダブってしまっている部分もあるんですが、ある意味で、これが入り口になって、もっと詳しく知りたい人は『痴女の誕生』や『巨乳の誕生』『ヘアヌードの誕生』『日本エロ本全史』や『日本AV全史』なども読んでもらえると嬉しいです。

あとがきに、こんなことを書きました。

どんなものにも歴史はあり、その変遷は文化である。それがたとえ「エロ」と呼ばれるものであっても。
文化である以上は、その歴史は書き残されていくべきだと思うのです。


www.youtube.com
と、いうようなことを話した動画を作ってみました。いや、Adobe CCを契約したのでPremiere Proの練習として作ってみたのですが。
トーク仕事はよくやってるんですが、一人でしゃべるのって苦手だなー。

しかしPremiere Proの文字起こしテロップ制作機能、すごいですね。


9月16日(月)に ジュンク堂書店 池袋本店で刊行記念トーク&サイン会を行います。ゲストに架乃ゆらさんを迎えて、エロメディアの変遷について語りたいと思います。

『エロメディア大全』 刊行記念トーク&サイン会 ~あの頃のエロ
安田 理央(ライター・アダルトメディア研究家)
架乃 ゆら(女優・YouTuber・コラムニスト)
17:20開場 18:00開演
会場:ジュンク堂書店 池袋本店 9F イベントスペース
★入場料は2000円。イベント当日受付でお支払いください。
03-5956-6111(10:00-22:00)にてご予約を承ります。定員に達しましたら受付は終了とさせていただきます。

honto.jp

架乃ゆらさんとは、以前にも『アダルトメディア年鑑2024』について対談をしています。今回もディープな対談が出来ると思います。ぜひ遊びに来て下さい!
dxbeppin-r.com

「街録ch」「Xcity87」に出演しました

超人気Youtube番組である「街録ch あなたの人生、教えて下さい」に出演しました。


www.youtube.com

濃い、というか過激な人生を送ってきた人たちが登場する番組という印象があったので、「え、おれ自身は普通ですよ、いいの?」と思ったんですが(笑)。
まぁ、自分がエロ業界に入ったきっかけなんかは話してますが、変な風俗とか変なAVとか巨乳の歴史とかヘアヌードの歴史とか、基本的にはエロ業界の変遷みたいなことがメインになっております。
ほぼ全編、自分の顔のアップという動画って、複雑な気持ちになりますね(笑)。
あと、めちゃくちゃ伏せ字が多くて、Youtube厳しいなぁ、と思いました。

その数日前にX(Twitter)で公開されているのが「Xcity87」。

これは日本のアダルトメディアに異常に詳しいフランス人、Joeの番組です。
フランス語の部分は日本語の字幕が、日本語の部分にはフランス語の字幕が出ているバイリンガル仕様なので、日本人もフランス人も楽しめます(笑)。
日本のAVの歴史について語り倒しております。Joeがマニアックな人なので、かなりディープな話になっております。
しかし、Xって一時間半もの長尺動画貼れるんですね。そしてYoutubeと違って、伏せ字無しだ!

実は、スカパーの新番組「丸山ゴンザレスのエロ社会ジャーニー」にも出演していて、こちらも、間もなく放映かな? やたらとトーク番組出演が重なっていたのです。

丸山ゴンザレスさんと小阪由佳さんと

これが8/24発売の新刊「エロメディア大全」のセールスに少しでもつながるとよいのだけどなぁ……。


「エロメディア大全」安田理央

運動嫌いがチョコザップに半年通っている

 昔から運動は嫌いで、ジムに行くくらいなら死んだほうがマシ、なんて言っていた。
 そんな自分が、毎日チョコザップに通っている。
 もう半年以上、月25日以上というペースで続いているのだ。自分でも信じられない。

 そもそもは、ここ2~3年くらい、どうも精神的に不調だったことだった。どうにもやる気が出ないのだ。コロナ自粛の影響もあるだろうけども、男性更年期障害の疑いもある。いちおう病院で検査してみたものの、男性ホルモン(テストステロン)の数値的には「やや少ないけど、それほどでもない」という感じ。まぁ、軽い鬱というところなのだろうが、メシは美味いし、寝つきもいい。
 どうしたものだろう、と思ってた時に、自宅の近所にチョコザップが開店した。しかも二店がほぼ同時に。
 運動でも少しすれば、気分も変わるんじゃないか、そんな軽い気持ちだった。
 あと、チョコザップのライトなアピールがよかった。ガチのトレーニング勢がいない、それだけで気分が楽だった。こっちは別に鍛えたいわけじゃないのだ。少し運動できればいい。

 10月半ば、とりあえず一番近いチョコザップに行ってみる。元ローソンだった店舗だ。コンビニが潰れると、その跡にどんどんチョコザップ入るという感じがしてる。もう一軒の近いチョコザップは元ミニストップだ。
 入会もアプリで行う。というか、店内には係員は誰もおらず、器具の使い方もアプリを見て自分で学ばなければならない。
 最初は、何をどうすればいいのか全くわからずに困った。アプリの動画を見つつ、とりあえずチェストプレスとショルダープレスというのを試して、それからエアロバイクを漕いでみた。これでいいのか? と不安になる。
 帰宅してから、YouTubeを漁ってみると、チョコザップ関連動画が色々あり、おすすめメニューなどもあった。
 最初は手探りで、自信なく器具を色々試していた。何をどれくらいやればいいのかも、全くわからない。
 他の客はおじさんやおばさん、ときどき若い人も、という感じ。やはりガチっぽい人はあまりいないのがありがたい。みんな黙々と運動している。そして、ちょっとやっては出ていく。殺伐としているといえば殺伐としているのだが、このムードは気が楽でいい。

 仕事場からの帰り道に元ミニストップのチョコザップがあるのもよかった。チョコザップにはシャワーはないのだが、仕事帰りに運動して汗をかいて、帰宅してから風呂に入って夕飯というルーティーンができた。
 続かない自信はあったのだが、意外に行くのが苦にはならなかった。無理はしないと決めていたので、あくまでも軽い運動。
 そのうちに、ラットプルダウン(背中・姿勢改善)15回×3、レッグプレス(脚の引き締め)15回×3、アブベンチ(腹筋)15×3にエアロバイク30分というコースが基本になった。たまに他の人に使われていたりすると、違う器具を使ったりもする。

 面白いもので、習慣になってしまうと運動するのが苦になるどころか、行かないと気持ち悪くなってしまった。
 普段は仕事が終わってからの帰り道に元ミニストップ店に寄る。週末など休みの日は、一番近い元ローソン店に寄る。飲んだ後なんかもつい、寄って一汗かいちゃったりする。飲んだ罪悪感を帳消しにする感じだ。本当はカラダに良くないのかもしれないけど。
 会員になると、どこのチョコザップでも使える。出かけた先にチョコザップがあると、寄ってみたりもする。
 チョコザップは店舗によって、設備がだいぶ違う。店舗によっては、ドリンクバーやランドリー、カラオケ(!)などもある。根城にしている元ミニストップ店は、小さくて設備も少ないので、他の広い店舗に行くと楽しい。
 でも、やっぱり慣れてる店舗が落ち着くな、なんて思ったりもする。

 もちろん欠点もたくさんある。係員が常駐していないので、トレーニングマシンのメンテナンスが行き届いていない。いくつかのマシンはいつも異音がする。いちおうトラブルがあると書いておくシートがあるのだが、なかなか直っていない。仕方ないのでキーキーと音を立てながら使ったりするが、やっぱりテンションが下がる。
 あと、トイレなどはどうしてもちょっと汚れていたりもする。
 でも、まぁ、一ヶ月3,278円(税込)である。ほぼ毎日言ってるから、一回100円程度だ。あんまり贅沢は言えない。

 半年通ってみて、体重は5キロほど減った。食生活には全く気を使ってないから(むしろ食べる量は増えたかも)、あんまり減ってはいないのだが、最近は会う人に「痩せたね」と言われて、ちょっと嬉しい。
 なによりも、気分的なメリットは大きい。自分は運動してるんだ、と思うと安心感がある。やる気のなさも、少しだけ改善したような気がする。
 運動量も少しづつ増やしている。エアロバイクを漕ぐ時は、いつもスマホでアニメを見ているのだが、テレビアニメはオープニング曲とエンディング曲を飛ばすと実質20分。いつも30分漕いでいるので10分余ってしまう。なので今は2話見るために40分漕いでいる。
 もしチョコザップがいい感じだったら、もう少しちゃんとしたジムに通ってみようかな、とも思っていたのだが、この殺伐とした気楽さが自分に合っているような気がする。あと、チョコザップの「なんちゃって感」もいい。「本気じゃないっすよ、チョコザップですから」というノリは、根本的には運動キライな人間には言い訳っぽくて、逆にいいのだ。
 何よりも帰り道にあるというのが一番のメリットだ。わざわざ離れたところまで通うとなると、たぶん続かなかった。
 なので、こんなにチョコザップにハマっているけれど、帰り道にある元ミニストップ店が無くなったら、もう行かなくなりそうな気がする。
 ということで、他人に「チョコザップ、そんなにいいんだ?」と聞かれると返答に困る。帰り道に店舗があるなら、オススメ、というのが正直なところである。

※追記
あと、着替えないでいいというのも大きい。これも、スーツ着ないで仕事してるから、帰り道にそのまま寄れて、汗かいてもすぐに家に帰ってお風呂に入れるという個人的な条件の良さに寄る。なので、やっぱり条件が揃ってるならチョコザップはオススメ、ということだな。わざわざ離れたところにある店舗に通うとなると、その魅力はかなり減少する。チョコザップに興味を持った人は近所に店舗が出来ることを祈って下さい。
 

2023年度個人的ベスト10曲

誰にも頼まれてないけど毎年やってる極めて個人的な年間ベスト10曲です。
今年は比較的ダンサブルな曲が多くなってますね。


1位 Alan Palomo - Nudista Mundial ‘89(feat. Mac DeMarco)
youtu.be
アラン・パローモはネオンインディアンというバンドの中心人物。この曲を収録した「WORLD OF HASSLE」が1stソロアルバムということになります。ポップでファンキーでいかがわしくて、もうおれの大好物! というこのアルバム、今年一番聴きましたね。中でもマック・デマルコも参加したこの曲は、MVも最高なのです。彼はメキシコ出身とのことです。


2位 Letrux - Teste psicologico animalesco
youtu.be
レトルックスことレティシア・ノヴァエスは、ブラジルのシンガーソングライターで女優としても活躍。これまたエキゾチックでいかがわしくてファンキーなのですよ。サビの「じーらじらじらじらじーら」がアタマから離れない!

観客撮影みたいだけど、ライブの方が彼女の魅力は伝わりますね。
youtu.be



3位 V - Rainy Days
youtu.be
BTSのVのソロ。BTSは「Dynamite」と「Butter」くらいしか知らないし、Vさんの顔もわからないレベルなんですが、この曲にはグッと来ましたね。一番エロい声のボーカリストタヒチ80のグザヴィエ・ボワイエだと思ってるんですが、彼の声はそれに匹敵するくらいエロいわー。


4位 NO ZU - last Words/
youtu.be
去年のランキングにも、「Liquid Love」を入れたオーストラリアのミュータントディスコバンド。この曲は彼らにしては変態色はちょっと控えめですが、文句なしにかっこいい。


5位 Cesar Lacerda&Nina Fernandes - Casa
www.youtube.com
ブラジルのシンガーソングライター、セザール・ラセルダとニナ・フェルナンデスのデュエット曲。ニナの無垢な歌声がたまんないですね。


6位 ヨルシカ - 斜陽
youtu.be
アニメ「僕の心のヤバイやつ」主題歌。アニメのOP曲は苦手でだいたい飛ばしちゃうんだけど、この曲だけは頭にこびりつきましたねぇ。でも最初、YOASOBIと混同してて、いくら検索しても「アイドル」の方しか出てこなくて悩んだのは内緒です(笑)。
なので、あえて、「僕ヤバ」のOPの方を貼っておきます。短いけど。


7位 Little Dragon - Slugs Of Love
youtu.be
スエーデン出身のバンド。ボーカルのユキミ・ナガノは日系スエーデン人。ひんやりとした手触りの疾走感がいいですね。「ウーワッ、ウーワッ!」の掛け声がキュート。


8位 Ana Frango Eletrico - Boy of Stranger Things
youtu.be
25歳にして、もはやオルタナ・ブラジリアン・シーンを代表する存在になったといっても過言ではないアナ・フランゴ・エレトリコ。3rdアルバム「Me Chama De Gato Que Eu Sou Sua」は傑作です。


9位 KIKI - Get Up
youtu.be
タイのエレクトロニック・ポップ・ディスコバンド、KIKI。めちゃくちゃファンキーでかっこいい。


10位 100 gecs - Doritos & Fritos
youtu.be
かなり注目されてるアメリカのハイパーポップデュオ。いかにも「現在」っぽいせわしない雑食性サウンド


メキシコ、ブラジル、韓国、オーストラリア、日本、スエーデン、タイ、アメリカと実に多国籍なランキングになりましたが、聴いてる時は全然に意識してないんですよね。今、これを書く時に調べて、「あ、スエーデンなのか!」とか気がついたくらいで。国境を意識しないで、フラットに聴けちゃうサブスク時代、ばんざい。


11位以下も動画だけ貼っておきますね。
youtu.be
youtu.be
youtu.be
youtu.be
youtu.be
youtu.be
youtu.be
youtu.be
youtu.be
youtu.be


今年よく聴いていた曲のプレイリスト(117曲)です。20曲目までは上記のランキング順ですが、あとは順不同。今年発表以外の曲も入ってます。
music.youtube.com

あとカバー曲のプレイリストも作ったので、よかったら聴いてください。こちらはBGMにするのを念頭においた選曲になってます。
music.youtube.com

Amazon 【最大70%OFF】ミュージックセール