ダリブロ 安田理央Blog

フリーライター安田理央のBlogです。

うに弁当(1470円/岩手県/A-3)

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四食目は久慈駅リアス亭の「うに弁当」。あの「あまちゃん」に登場するうに丼のモデルになったと言われ、初登場の2015年には大人気で瞬殺駅弁でした。
 さすがに「あまちゃん」ブームも遠くなり、こちらの人気も落ち着いて、並ばなくても買えるようになりました。
 ご飯の上にびっしりと並べられたウニ。ひたすらウニ一本で勝負するという潔さ。
 久しぶりに食べましたけど、うん、やっぱり美味いなー。ギュッと凝縮された味わいと香りが口の中で爆発する感じ。箸がどんどん進みます。ウニだけでも、全然飽きないうちに食べ終わってしまいます。ウニのエキスで炊かれたご飯がまた美味いんですよ。
 今大会はウニ系が充実してますが、最もシンプルなこのウニ弁当を忘れないで欲しいですね。

 ところでAKBの岩立沙穂‏さんも昨日これ食べてたみたいです。
www.instagram.com

にしんおやこ弁当(890円/北海道/B-6)

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 三食目は、今回一番気になっていた弁当に行ってみました。北海道は留萌本線留萌駅の「にしんおやこ弁当」。身欠きにしんと数の子という組み合わせは2008年(第43回)に登場した名弁「鰊みがき弁当」を思い起こさせるじゃありませんか。あれは美味しかったなぁ。
「鰊みがき弁当」も数の子の量に驚かされましたが、こちらも大ぶりの数の子が二腹。そして身欠きにしんの甘露煮も二つ。その下には錦糸玉子が敷かれ、さらにかぼちゃと山菜。なかなかの布陣じゃないですか。この弁当、留萌駅の立ち食いそば店で出してるらしいのですが、ご飯はその店のそばつゆで炊いているとか!
 数の子のプチプチとした歯ごたえは至福。口の中いっぱいに頬張れるほど量も十分。そしてややしょっぱめの身欠きにしんもオカズとしての実力を見せつけます。しっかりした歯ごたえもいい。そして、かぼちゃは逆に柔らかさと甘さをアピールしてきます。
 うん、これは食感を楽しむ弁当なのですね。
 これで890円というのは、安すぎだなぁ。コストパフォーマンス的にも抜群ではないでしょうか。

ザ・さばかいどう(1200円/福井県/A-0)

https://www.instagram.com/p/BdwqQFEn-hQ/
 初日二食目は輸送弁です。北陸本線敦賀駅の「ザ・さばかいどう」。昆布〆さば寿し、みそ仕立て炙りさば寿し、柚子風味焼きさば寿しの三種類のさば寿司の詰め合わせです。
 いわゆるバッテラである昆布〆は安定の美味しさですが、みそ炙りや柚子焼きの方が味のふくらみがあって、楽しかったですね。
 一番好きな魚は鯖かもしれないと思っている鯖好きなので、これはもうたまらないわけですよ。鯖というのは味も脂も強い分、飽きやすいのですが、三種類ということで、飽きずに食べられます。
 ただ、ちょっとご飯が弱いなー。もうちょっと酢飯が美味しいといいんだけどなー。あと、これで1200円というのは少々割高感がありましたね、正直なところ。

酒乃蔵 牛肉弁当(1500円/兵庫県/B-3)

 あけましておめでとうございます。ブログの更新、すっかりサボってしまっていましたが、この時期になったら、そうもいきませんね。
 はい、今年も京王駅弁大会が開幕いたしました! 
www.keionet.com

 本日は初日ということで、まず記念すべきファースト弁(最初に食べる駅弁)を何にするかが問題となります。僕はマイルールとして、ファースト弁はチラシ一面から選ぶことにしています。悩んだ末に選んだのは、「人気駅弁大会3店舗合同企画 新作牛肉駅弁対決」から兵庫県神戸駅の「酒乃蔵 牛肉弁当」。この対決は、東京の京王百貨店、大阪の阪神百貨店、熊本の鶴屋百貨店という駅弁大会で知られる百貨店が新作駅弁を競作するという新しい切り口の企画。本来なら愛しの京王百貨店の肩を持つべきなのですが、酒粕メインという斬新なコンセプトに惹かれて、阪神百貨店監修のこの「酒乃蔵 牛肉弁当」を選んだのでした。

 ところで今大会では、色々な特典が用意されているのですが、その一つがモバイル会員限定特典のオリジナルエコバックのプレゼント。これは3,000円以上のレシートが必要なんですね。いや、ま、どうせ会期中には何万円と使うんですけど、これを初日にもらうには、初日に3,000円買わないといけない。「酒乃蔵 牛肉弁当」は1,500円。あと1,500円何を買おう。事前にリストアップした買いたい駅弁は、あとはみんな1,500円未満なんですよね。うーん。一日に3つ駅弁買うのはちょっとなぁ。
 そこで思いついたのが、もうひとつ駅弁を買って、あとは「うまいもの」で不足分を補うという作戦。うん、これで行こう。

 10時の開場と共に会場へとなだれ込み、「酒乃蔵 牛肉弁当」のB-3ブースへ一直線、とは行かないで、まだ列が短かったA-0の輸送ブースの方に並びます。サクッと今年の輸送駅弁状況をチェックしながら、まずは目をつけていた福井県敦賀駅の「ザ・さばかいどう」を購入。これが1,200円。
 そしてB-3ブースで「酒乃蔵 牛肉弁当」を購入。行列ゼロで、すぐに買えました。あれ、目玉企画駅弁なのに、人気ないのかな。

 ここで、屋上へ移動して、まずは「酒乃蔵 牛肉弁当」を食べることにします。快晴で気持ちがいいですね。屋上食いに最高の天気ですよ。

https://www.instagram.com/p/BdwGLAlndbY/

 パッケージには「神戸・灘の銘酒 福寿の酒粕を使用 酒粕香るすきやきとわさび漬けで楽しむステーキのお弁当」と書かれています。
 半分がすき焼き、もう半分がステーキという構成。どちらの下にも醤油飯が敷き詰められています。すき焼きは、ほんのりと酒粕が香り、柔らかく、味付けもちょうど良し。そしてステーキにはわざび漬けが添えられていて、これをつけて食べるわけですね。ステーキは厚みもあるけど、かなり柔らかいです。わざび漬けなんですが、しっかりと辛くて酒粕の香りがガツンと来ます。牛肉との相性もいいです。美味い。美味いけど、これは好き嫌いが別れる味。全体的に酒粕がグイグイくる味付けの弁当なので、酒粕が苦手な人は全く受けつけないでしょうね。
 どちらの肉も柔らかくて美味しいしボリュームも十分だし、付け合せの煮玉子、さつま芋甘煮、きんぴらごぼう、小松菜おひたしもみんないい味出してるんだけど(特にさつま芋の柔らかさにはびっくり)、酒粕ダメな人は絶対手を出さないだろうし、そして結構酒粕苦手な人は多そう。
 そんなリスキーな食材をメインに据えてきた駅弁。個人的にはこの攻めの姿勢を買いたいです。製造は「ひっぱりだこ飯」などで知られる大手の淡路屋さんです。

 さて、屋上で「酒乃蔵 牛肉弁当」を食べたら、再び7階の会場へ戻って、B-2で清泉寮ソフトクリームをデザートでいただきます。400円ですが、モバイル会員クーポンを使うと50円引きの350円。こういう技を使うのが賢い主婦ですよ! 主婦じゃないけど。

https://www.instagram.com/p/BdwHbfCnJbg/

 合計3550円のレシートを持って、8階の商品引換所へ。駅弁大会オリジナルエコバック、さらにLINE@友だち登録で100円引きクーポンももらいます。ええ、もうお得な特典は骨までしゃぶりますよ!
 エコバックは赤、青、緑、黒と四色のバリエーションがあって、悩みましたが、黒をセレクト。赤もよかったんですが、昨年のオリジナルグッズのクーラーバックが赤だったので、変えてみました。マジックテープのフタもあって、なかなか使えそうなエコバックですね。
https://www.instagram.com/p/BdwOwXyHtg1/

 というわけで、今年も2週間、おつき合い願います!

ちなみにTwitterでは#keioekiben
Facebookでは、公開グループ「京王駅弁大会2018」(https://www.facebook.com/groups/keioekiben2012/
で色々書いております。

「巨乳の誕生」ブログ開始

『痴女の誕生 アダルトメディアは女性をどう描いてきたのか 』に続く新刊『巨乳の誕生 大きなおっぱいはどう呼ばれてきたのか』が11/18に発売されます。前作同様、太田出版さんからです。
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発売に際して「巨乳の誕生」ブログというものを作ってみました。「巨乳の誕生」に関する情報を更新していく予定です。

kyonyu.hateblo.jp


また、ここでは、『巨乳の誕生』の序章「原宿に日本初の巨乳専門ショップがあった」を全て読めるようになっています。日本初の巨乳専門店、そして日本初の巨乳専門AVメーカーの謎について調査した章です。これだけで独立したテキストになっておりますので、ぜひ読んでみて下さい。

そして、11/26(日)に渋谷ロフト9で、発売記念イベントを行います。

「巨乳の誕生 vol.1 やっぱりおっぱいがいっぱいすぎ!」

サブタイトルからもわかると思いますが、以前ネイキッドロフトロフトプラスワンで開催して僕が司会をやった「ニッポン巨乳講座 おっぱいがいっぱいすぎ!」「ニッポン巨乳講座 二時限目 さらにおっぱいがいっぱいすぎ!」「涼・爆乳夏祭り!おっぱいが超いっぱいすぎ!」の続編的な位置づけになっております。

出演は、Hitomiさん(Oカップ)、塚田詩織さん(Jカップ)、葉月美音さん(Iカップ)という爆乳女優トリオに加えて、「バチェラー」編集長の白石弘さん、そして同じ時期に発売される僕が監修した写真集「原寸大おっぱい図鑑 Ecstasy」のカメラマン須崎祐次さん、編集者の前田絵莉香さん。

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Hitomi
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塚田詩織
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葉月美音
硬軟とりまぜたおっぱい話に花を咲かせようと思います!
予約はこちらから!
sort.eplus.jp

安田理央 11月の出演予定

安田理央 10月11月の出演予定です。

ますは明日!

10/21(土)
「おかしな2人」 野獣のリリアン×The Partys 2マン
四谷アウトブレイク
open 11:30 start 12:00 ¥2,000+1drink

恒例、野獣のリリアンお昼のライブシリーズ。今回は二度目のThe Partysとのツーマン。
いつもよりエンタメ要素多めでお送りいたします。
フードに新宿御苑のBAR浮かぶのシブメグママがナスと生姜のカレーを作ってくれますよ!

土曜の昼からロックと酒とカレーを楽しみましょう!

11/5(日)
P-MODEL /平沢進NIGHT Vol.11」
渋谷 bar_shifty
15:00~22:00 2000円/1d
<DJ>
佐久間達也

安田理央&安田三号
XANZO
ミゴン
ゲストDJ:とみさわ昭仁

なんと10周年! P-MODEL /平沢進の音源ばかりぶっ通しでかけるDJイベントです。
今回も実娘の安田三号と父娘ユニットで参加します。
ゲストとして、とみさわ昭仁さんが再び登場。ソノシートまで含む超レア音源をかけまくりますよ!

11/13(月)
『現場から表現まで、エロマンガの魅力全部教えちゃうナイト!』関東版!
阿佐ヶ谷ロフトA
OPEN 18:30 / START 19:30
前売¥2,000/当日¥2,500(ともに飲食代別・要1オーダー500円以上)
【出演】
稀見理都、永山薫安田理央 クジラックス三峯徹ジョン・K・ペー太 ほか

稀見理都さんの「エロマンガ表現史」(太田出版)発売記念イベントです。あの三峯徹さんも登壇するんですか!!!!

11/15(水)
戸田真琴帰国記念トークライブ 「Who is a MAKORIN? vol.2」
新宿ロフトプラスワン
OPEN 18:30 / START 19:30 前売3000円/当日3500円(要1オーダー500円以上)
出演:戸田真琴
ゲスト:里咲りさ
司会:姫乃たま・安田理央

おなじみ戸田真琴ちゃんのイベントで司会をやらせてもらいます。クラウドファンディングで支援者を集めて実現した、憧れの地・メンフィスでの写真集撮影から帰国しての登場。いろいろお話聞いちゃいますよ。

11/25(土)
バクシーシ山下の社会科見学in新潟_6」
新潟シネ・ウインド
18:30開場、19:00開演
シネ・ウインド会員1800円、一般2000円
出演:バクシーシ山下 安田理央

なんと新潟でのイベントにゲスト出演させていただきます。山下さんは『劇場版・ふにゃちん哀愁』を、そして僕はブラックパック傑作選を上映させていただきますよ。

そして、翌11/26にも東京でイベントを行う予定。わぁ、ハードスケジュールだな(笑)。

11月は17日に監修をつとめた「原寸大おっぱい図鑑 Ecstasy」一迅社 )、そして21日には一年ぶりの新刊「巨乳の誕生 大きなおっぱいはどう呼ばれてきたのか?」太田出版)も発売されます。

色々と盛りだくさんの11月です。よろしくお願いします!

みさきまぐろきっぷ、恐るべし

「みさきまぐろきっぷ」を知ってますか? 京急電鉄が発売しているセットきっぷなのですが、京急線往復とバス乗車券+食事券+レジャー施設利用券(もしくはお土産券)の三枚組で、品川からだと3060円という大変オトクな価格になっているんですね。三崎港には、何回か遊びに行っているので、このきっぷの存在は知っていたんですが、利用するのは初めて。
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 先週の土曜日の朝、妻が突然「まぐろきっぷ、行こうよ」と言い出したんですね。そう言えば、この夏は色々忙しくて家族で夏らしいこと、全然しなかったからなぁ。でも、娘にも息子にも「あたしはいいや」「おれはいいや」と断られました。子供も大きくなると、遊んでもらえなくなるんですよ!

 というわけで、夫婦二人旅(日帰り)です。唐突に思いついたので出発は10時過ぎと遅くなってしまいましたが、まぁ、2時間と少しで行けるようなので、むしろちょうどよいかな。大江戸線と都営浅草線を乗り継いで品川へ到着。品川駅で「みさきまぐろきっぷ」を購入します。
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 そこから京急本線快特三崎口行きで、三崎口駅まで一時間7分。この間に、もらった「みさきまぐろきっぷ」のパンフレットを眺めて色々と検討しなければなりません。まずは何を食べるか。なにしろ候補は30店舗もあるのです。この「まぐろきっぷ」で食べられるセットは、どの店もまぐろ中心のメニューであることは変わりませんが、それが寿司なのか丼なのか刺身なのか。さらにはサイドメニューもチェックしなければいけません。パンフレットを眺めつつ、二人でスマホで体験した人のブログなども調べて、激しく意見を戦わせます。

「この廻転寿司・海鮮は、まぐろ類6貫に地魚等6貫の計12貫のお寿司にビールまでつくぞ!」
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「丼だったら、まるつねってお店がすごいわよ。中トロ、ビンチョウに赤身に、まぐろの卵と胃袋、さらに地魚二種に、サザエまで乗ってるちらしよ!」
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「いやいや、まぐろ食堂・七兵衛丸の、大トロ・中トロ・赤身に地魚4種、さらに海老の海鮮丼には敵うまい」
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城ヶ島・港屋のまぐろづけ丼に巨大なカマ照り焼きというのも捨てがたいわね。しかも味噌汁はわたりがによ!」
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 どれも美味しそうなのです。実際に食べた人たちのブログを読んでも、いずれもボリュームもかなりのもののようです。
 そしてレジャーの方も選ばなければなりません。日帰り温泉(3ヶ所)、油壺マリンパーク、レンタサイクル、水中観光船、ガラス工芸体験など、こちらもどれをとって楽しそう。おみやげという選択肢だってあります。


 二人で悩みに悩んで決めたコースは、三崎口駅からバスで城ヶ島へ渡り、そこでボリュームがすごいと噂の中村屋のまぐろてんこもり丼を食べ、城ヶ島の海岸を散策し、小学校分校校舎を利用した海の資料館を見て、バスで三崎港へ。そこで水中観光船に乗り、三崎下町を巡って、産直センターうらりマルシェでお土産を買って帰宅。なんという完璧なプランでしょうか。
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 超かわいいカワウソと遊べる油壺マリンパークや温泉にも惹かれたのですが、これはまた次回ということで。
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 プランに悩んでいるとあっと言う間に三崎口駅に到着です。ここからバスに乗って城ヶ島へ。城ヶ島三浦半島の最南端の小さな島で城ヶ島大橋によってつながっています。三崎口駅からは30分ちょっと。
 城ヶ島は、のんびりとした島で「あー、昭和の海の町だなー」という雰囲気。お土産屋さんの並ぶ通りなどもあるのですが、あまりがっついた感じがないのがいいですね。バスの停留所から海岸へ向かう道なりに、目指す中村屋はあります。ありましたが……。

「うわ、すごい行列!」

もう午後1時を過ぎているのに、店の前には大行列が。この店を選んだ理由は、ボリュームのあるまぐろてんこもり丼に惹かれたのはもちろんですが、メインの三崎港から離れた城ヶ島の店なので、空いているのではないかと予測したこともあったのです。
 実は京急の「みさきまぐろきっぷ」のサイトには、各店舗の混雑状況がチェックできるページがあり大変便利なのですが、中村屋は「?」マークになっていたんですね。ううむ、これは忙しくて情報を更新するヒマがなかった、と読み取るべきだったのか。

 もうお腹も空きまくっていたので、この行列に並ぶ気はありません。空腹で死んでしまいます。城ヶ崎エリアでは他に店は4軒(うち一軒は休業中)。そこで次点として考えていた「レストラン磯香瀬(いそかぜ)」に向かいます。
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 磯香瀬は、相模湾に面した城ヶ島京急ホテルのレストランで客席からも海がよく見えます。ホテルのレストランといっても、水とお茶はセルフサービスというカジュアルなお店ですね。
 さて、まぐろきっぷ用のメニューです。熟成タレに付けたマグロ赤身と中トロ(かな?)、山盛りのすき身が乗ったマグロ丼と、まぐろカツ、肉の代わりにマグロのトロを入れて蒸し上げたまぐろとろまん、まぐろ角煮に、味噌汁というラインナップ。マグロ丼のマグロが美味しい。量もたっぷり。マグロが多すぎてご飯が足りないと思ったほど。マグロカツも、とろまんも食べごたえあり。とろまんに関しては、デザート的に食べようと後回しにしたのは失敗でしたね。あれは来てすぐに熱々のうちに食べるべきだった!
https://www.instagram.com/p/BYz1MYKD4m7/


 これ、普通に食べたらいくらくらいなんだろう。千円は楽にオーバーすると思いますが。満足した気分で、そこからすぐの海岸へと降りていきます。
 溶岩によって作られたと思われる複雑に入り組んだ磯場には、多くの水たまりが出来ていて小魚やカニ、海老、貝、ヤドカリなどがたくさんいます。子供たちが大喜びで遊んでおります。あー、うちの子たちも小さい時だったら、すごい喜んだだろうなぁ。あとは孫を連れて来られることを期待するか(笑)。

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 しかし、どこまでも続く奇怪な景観は、まるで異星のようでもあります。ここ見られただけでも、来た甲斐はあったな。
https://www.instagram.com/p/BYz1bXtjNAW/

 さて、次は「海の資料館」を目指します。城ヶ島の中央あたり。かつて三崎小学校城ヶ島分校だった校舎を利用した資料館とのこと。古い校舎というのに惹かれて行ってみたのですが、あれ、入れない…。
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横の看板を見ると、「開館は木曜・日曜」のみ! いや、実はパンフレットで見ていたんですけど、「閉館は木曜・日曜」だとばかり思ってました。まさか二日間しかやってないとは……。前でがっくりしていると隣の城ヶ島漁村センターからおじさんが出てきて、色々と解説してくれました。この分校は昭和6年から昭和45年まで開校していたとのこと。かなり貴重な建築物ということで、市の有形重要文化財として指定されているそうです。うーん、中を見たかった。今度は日曜に来ますとおじさんに告げて、バス停へ戻り、三崎港へ。

 レジャー施設利用券は悩んだ末に水中観光船にじいろさかな号を選んだわけですが、受付に行くとこれから乗れる16時の回は満席とのこと。うわ、遅かったか! で、この16時の回が最終だったのですが、急遽16時40分に臨時便を出すことになったそうなので、こちらに申し込みました。あぶない、あぶない。


 では1時間ほど時間が空きましたので、先に三崎下町を散策することにしましょう。三崎港周辺の町並みは、古い店と最近出来た小洒落た店が混在していて、なかなかいいムードなんですよね。
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で、古い蔵造りの商家をそのまま使った三崎昭和館を覗きます。が、もう閉館支度しているじゃありませんか。え、まだ4時前なのに? それでも入れてもらえることになったので、サクっと拝観。昭和の生活の品々が展示されていて、楽しいです。そして入場無料!
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 その後は、海南神社にお参りし、樹齢800年という大銀杏に圧倒され、神社前のカフェ、海南テラスで一休み。毎朝、神主さんがお祈りした水で作るというご神水アイスコーヒーをいただきました。
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 さて、水中観光船にじいろさかな号に乗船。
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児童合唱団によるにじいろさなか号のテーマが高らかに流れていて、なんとも言えないムードが高まります。にじいろさかな号は、10分ほど航行して展望ポイントまで向かうのですが、実はその間が個人的には一番の見どころだったりします。船が出ると、カモメがわらわらと寄ってくるんですね。実は船員さんがエサを撒いているのでそれ目当てに並んで飛んで来るのですが、これが実に楽しい。エサ(かっぱえびせん?)は50円で購入できるんですが、カモメが上手くキャッチできるように投げるのはなかなか難しいですね。あとトンビもかなり来ます。海から見る港や城ヶ島の景色なども見どころなんですが、カモメに夢中で全く見てませんでした(笑)。
https://www.instagram.com/p/BY0LEj1DpMb/


三崎港 にじいろさかな号についてくるカモメたち

 さて、展望ポイントへ到着すると、船内の展望室へ。ガラス越しに海中の様子を見ることができるわけです。長年餌付けしているので、船が来ると魚が寄ってくるんですね。メジナクサフグ、あとはクラゲなど。美しく楽しい景色なんですが、じっと見てるとちょっと酔いますね。
 適度なところで、再び甲板へ。船員さんがエサを撒いていて、魚が群がってくるのが海面からもよく見えます。エサ捲き体験もできるのは嬉しいポイント。
 そして、帰りの航行でもカモメを堪能したしました(笑)。

 さて、港に帰り着き、「産直センターうらりマルシェ」でお土産を購入しようかと思ったら、

ええっ!? 営業時間17時までなのっ!!!

 以前に来た時は、この巨大市場のような「うらり」がすごく楽しくて、ぜひ妻にも見せたいと思い、今回の目的のひとつでもあったんですが……既に時遅し。観光地なのに、オンシーズンなのに、土曜日なのに……。やはり漁師町の夜は早いのか…。そういや三崎昭和館も16時閉館だったしな…。
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※これは4年前に来た時の写真。真ん中でまぐろコロッケを食べているのは柳下毅一郎さん。

 しかし子供たちへのお土産を買っていかないわけにはいかない! というわけで、うらりの近くにあった「湊魚問屋」で、まぐろエラ肉ユッケ、頬肉バター焼き、ネギトロなどを購入。帰宅してみんなで夕飯に食べましたが、子供たちにも大好評でした。
 三崎の夜は、早いのだな、ということで帰路につきます。三崎口駅行きのバスより先に、三浦海岸駅行きバスが来たので、こちらに乗ります。まぐろきっぷは途中の駅から乗るのもOKなので。


 というわけで、三浦海岸駅から品川駅、そして帰宅。
 コレだけ遊びまくって、3060円。あと現地で使ったのは、海南テラスでのアイスコーヒー代と湊魚問屋でのお土産代、それから自動販売機でお茶を買ったくらいのものですよ。
 品川・三崎口間が往復で1860円、三崎口駅から城ヶ島までのバス代が400円。城ヶ島から三崎港までのバスが240円。にじいろさかな号が1200円。三崎港から三浦海岸までのバスが330円。この時点ですでに4030円。昼ごはんは明らかに1000円以上だと思うので、少なくとも2000円はお得、ということになります。恐るべしみさきまぐろきっぷのコストパフォーマンス!

 まぁ、自宅から品川まで都営線で行ったので往復920円かかったのを都営まるごときっぷ(一日乗車券)を使えば700円になって、更にお得だった! というような反省点もありました。次回に活かしたいと思います。今回のように朝に思い立って出かける、なんてのも可能な距離ですしね、三崎。まぁ、夜が早いのでもっと早めに出た方がよかったですが(笑)。


 いや、これはマジにまた行きますよ。みうらまぐろきっぷ最高! 

 次回行くとしたら、少し早めに出て、三崎口駅からバスで三崎港、「まるつね」でまぐろと地魚のちらし食べて、バスで油壺マリンパーク行って、また三崎港にもどって、うらりマルシェで買い物して…、とプランを考えるのがまた楽しいんですよね。

 さらに最近は「よこすか満喫きっぷ」とか「葉山女子旅きっぷ」なんてのも出来たみたいですね。ううむ、個人的には西武線至上主義なのですが、京急やるな!
www.keikyu.co.jp

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