ダリブロ 安田理央Blog

フリーライター安田理央のBlogです。

山口県 下関駅「長州ファイブ」(1300円)

 そして本日、日曜日も仕事があったもので、出勤前に寄ってみました。昨日以上の混雑ぶりです。まるで満員電車。なんとかA-0で「長州ファイブ」をゲットして、実演方面には全く足を踏み入れないまま退却しました。ああ、自分が平日に大会に参加できるのは、つくづく幸せなのだなぁと思いながら…。

 さて、そのユニークな名前が話題となり(僕らの間で)気になっていた長州ファイブですが、幕末期に長州藩が藩士を清国経由でヨーロッパに派遣され、ロンドン大学ユニヴァーシティ・カレッジに留学した、井上聞多(馨)、遠藤謹助、山尾傭三、伊藤俊輔(博文)、野村弥吉(井上勝)を指すそうです。この5名はロンドン大学において長州ファイブ (Choshu-five) として顕彰碑が建てられており、その事を知った西日本国際交流推進協会が、「地元にも顕彰碑を」と運動し山口市においてその顕彰碑が2003年に建てられました。井上(馨)は外交の、遠藤は造幣の、山尾は工学の、伊藤は内閣の、井上(勝)は鉄道の、それぞれ「父」という事です。以上ウィキペディア情報
そして昨年「長州ファイブ」という映画も作られたようで、これはタイアップ弁当なのかもしれません。

この弁当は「河豚、鯨、鮟鱇、明太子、雲丹の海産物を長州ファイブにあやかった」ということで、この五つがご飯の上に載せられています。注目すべき点は、中央にどーんと置かれた最も目立つエビは、長州ファイブに含まれていないということです(笑)。ちなみに伊藤=河豚、井上(馨)=鯨、井上(勝)=鮟鱇、遠藤=明太子、山尾=雲丹となっていますが、その根拠は不明。

実は、私、これがジェット弁(加熱弁当)初体験でした。ヒモをひっぱる瞬間って、なんかドキドキしますね。一瞬にして蒸気があがり、熱くなるのにはビックリ。加熱力が結構強力なんですね。

正直いってそれほど期待してなかったんですが、これは美味いですよ! 鯨の竜田揚げの深い味わい、シロサバフグ煮の優しい味わい、鮟鱇の唐揚げの香ばしさ、帆立に塗られた雲丹の磯の香り、そして健闘する明太子。考えてみればそれぞれ主役を張れるようなメンツですよ。それらが、さらに主役級のエビを従えたというオールスター弁。しかも温かい! そして全てのおかずがいちいち美味い! おかずとご飯の間に敷き詰められた錦糸玉子と、一枚ペラリと入れられた大葉もいい仕事してますよ。名弁!

K点超え(1000円以上)で、ちょっと高めではありますが、その価値はある豪華さ。北海道のオールスター弁もいいかもしれませんが長州のオールスターも負けてませんよ。もっと注目されるべきです、長州ファイブ! いや、ホントにこれ、美味かったよ!

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