ダリブロ 安田理央Blog

フリーライター安田理央のBlogです。

ファミレス戦士プリン(イフリート)

「アニソン1000曲カラオケ」などの主催で知られるオタク・クリエイター、キムラケイサクの初AV作品、それがこの「ファミレス戦士プリン」だ。「ファミレス戦士プリン」はキムラケイサクとポッドキャスト「おたく酒」で相方を務めるひのき一志原作のマンガで、これまでにもアニメ化やゲーム化されるなどマルチな展開をしていたが、今回ついにAV実写化。
 TMAや本作をリリースするイフリートなど、オタクテイストの強い作品の実写化AVは珍しくなくなったが、この「プリン」は完成度から見てもケタが違う。もうとにかく黙ってこの予告編を見て欲しい。

 際限なく炸裂する昭和特撮番組へのオマージュ、キムラ自ら手がけたCG特撮の素晴らしさ、VHSで録画したようにわざと画質を落としているというこだわり。しかもエロシーンになると高画質になるというHディメンションシステム採用!(笑)。
 こういう作品を見ると90年代初頭に「海底轟姦」「うらつき童子」などの特撮AVで異彩を放った中野貴雄を思い出すが(なんと中野貴雄本人も特別出演している!)、チープなミニチュアを駆使して特撮を再現していた中野作品とは違い、凝りまくったCGによる再現なので、安っぽさを感じさせない。いや、ま、その分、CG以外の実写部分が極めてチープに見えてしまうというギャップが面白いのだが。
 そして、エロシーンになるとあからさまにテンションが落ちてしまっていた中野作品に比べ、エロシーンのボリュームも質も現在のAVのクオリティになっていることは特筆しておきたい。主演は香坂百合、小坂めぐる。もう十分に抜ける。実は筆者も香坂百合のオナニーシーンで抜いた(笑)。
 無数に散りばめられた特撮パロディで特撮オタクも満足、特別出演の南智子様(!)の熟した色気にベテラン風俗ファンも満足(笑)、そして普通に抜きたいAVユーザーも満足というパーフェクトなバランス。
 エロにおいて面白さと実用度は両立しないということで、余計な部分をそぎ落としてひたすらエロの純度を高めてきた21世紀のAVだが、ここのところ面白さと実用度を両立させるような作品が増えてきたような気がする。


ちなみに特撮オタクの方にはこちらを。「プリン」のオープニングに元ネタの「ウルトラマンタロウ」の主題歌をのせたMAD。再現度が半端ではない。

 

Amazon 【最大70%OFF】ミュージックセール