ダリブロ 安田理央Blog

フリーライター安田理央のBlogです。

定額音楽配信サービスの楽しみ方と問題点

 前回のエントリーでも書きましたが、定額音楽配信サービスのAWAにハマっております。そのすぐ後にLINE MUSICも始まって、そちらも試したんですが、僕の好きなジャンルの音楽は、どうもAWAの方が強そうなんですね。一応、現時点ではAWAが100万曲、LINE MUSICが150万曲とLINE MUSICの方が曲数は多いはずなんですが、まぁ、自分が聴かない曲がいくらあっても関係ないですからね。

 なにしろAWAは、FOUR SEASONSのオリジナル・アルバムが、ほぼ揃ってるんですよ!
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 実は映画「ジャージー・ボーイズ」見てから、急に聴きだしたという超新参者なんですが、いやぁ、FOUR SEASONSってのは、実に情報が少ない。FOUR SEASONSについてまとまった情報というのは、レコード・コレクターズ1992年3月号4月号の特集(しかも第二特集でした)くらいしかなかったんですよ。なんとかこれも古書店回って入手して読み倒していたんですが、そこに決定版ともいうべき本が登場。それが「フランキー・ヴァリ&ザ・フォー・シーズンズのすべて」
(斎藤充正・著 スペースシャワーブック・刊)であります。
https://instagram.com/p/3vdY6ZDW6h/


 いま、もう、これがすごい情報量。FOUR SEASONS本体についてはもちろん、彼らに曲を書いた作家や関連した人についてまで克明に書かれてるんですね。なにしろ、メンバーのボブ・ゴーディオのピアノの先生がどんな人で、いつ死んだかまで、いちいち書いてあるんですよ! 

というわけで680ページにも及ぶ、この本を読んで勉強しているのですが、そのお供になるのが、AWA。「あ、この曲、聴きたいな」と思ったら、AWAで検索して聴くことが出来る。なにしろFOUR SEASONSって、ベストアルバム以外はなかなか入手できないタイプのアーチストなので、これはありがたいです。モータウン時代以外のオリジナル・アルバムは、ほとんど揃っているのではないでしょうか? 

ただ、分類がしっかりできてないみたいで、FOUR SEASONSと検索しても全部は出てこない。THE FOUR SEASONSだったり、FRANKY VALLI&FOUR SEASONSだったり、THE 4SEASONSだったりとバラバラ。まぁ、これはグループ側のクレジットで色々変わったりしてるせいもあるんですが、アルバム名で検索すると出てくるアーチスト名で、もう一度検索するとそのアルバムが出てこないなんてこともあって、まだまだデータベースに不備が多そうですね。

 ともあれ、聴きたいと思った時に、その曲がすぐに聴けるというのは、こういう本を読んでいる時にはすごくありがたいですね。

 そういう意味では、聴きそびれていた名盤を改めて聴いてみるというのにも向いてるんですよね、定額音楽配信サービス。
 例えば、小野島大先生の名著「ロックがわかる超名盤100」 (ON BOOKS 21)
なんかを片手に、「ああ、これ聴いてないや」と探しては片っ端から聴いております。もともと偏った音楽嗜好ではあるので、聴いてない名盤、多いんですよ。


 なので、一日一枚ペースで聴きそびれた名盤を聴いております。例えば、このあたりですね。
https://instagram.com/p/31VVTZDW7r/
AWAでデヴィッド・ボウイの「ロウ」を聴く。あれ、予想してたのより明るい曲が多いんだな…。#聴きそびれてたロックの名盤
https://instagram.com/p/31gmwCDWzB/
LINE MUSICでブライアン・イーノの「アナザー・グリーン・ワールド」を聴く。これはいい。音の感触、音の隙間が気持ちいい。#聴きそびれてたロックの名盤
https://instagram.com/p/32jiMBjWxO/
AWAでザ・バンドの「ミュージック・フロム・ビッグピンク」聴く。昔は渋すぎてわからなかったが、やっぱり今もわからなかった。#聴きそびれてたロックの名盤
https://instagram.com/p/33BViuDW9y/
AWAでストゥージズ「ファンハウス」を聴く。スピードよりも混沌! #聴きそびれてたロックの名盤
https://instagram.com/p/33XHMJDWw_/
AWAでパイロットの「Second flight」を聴く。極上のB級ポップ! これはいいなー。#聴きそびれてたロックの名盤
https://instagram.com/p/35JVn0DW6h/
LINE MUSICでボブ・ディランの「追憶のハイウエイ61」を聴く。単純に音としての気持ち良さがあるんだよな、ディランって。#聴きそびれてたロックの名盤
https://instagram.com/p/3-Lr67jWym/
AWAでフォーシーズンズ「THE GENUINE IMITATION LIFE GAZETTE」を聴く。当時は評価されなかったコンセプトアルバムだけど、これ、素晴らしいじゃん! #聴きそびれてたロックの名盤


 聴く度にTwitterInstagramに「#聴きそびれてたロックの名盤」ハッシュタグ付けてアップしてますので、興味ある人は見てください。

 逆にせっかくだから、今どきの日本の若いバンドなんかも聴いてみたいなーとSNSでつぶやいて、教えてもらったバンドを片っ端から聴いてみるなんてのも面白かったですね。聴いた中ではCEROグッドモーニングアメリカ、GLIM SPANKYあたりがよかったです。この辺はLINE MUSICの方が強いです。

 それから前も書きましたがプレイリストを公開できるのも、楽しいです。趣味の合うユーザーさんを「Favorite」として登録できるのですが、その人が新しいプレイリストを公開すると通知が来るんですね。これが結構楽しい。
 最近は、あの「太鼓の達人」を作ったゲームプロデューサーの中館賢さんとプレイリストを聴きあったりしてキャッキャウフフと楽しんでおります。まさにカセットテープを交換しあう感覚。
 中館さんの「Beach Boys&Brian Wilson」プレイリストが素晴らしいんですよ。僕もビーチボーイズのプレイリスト作ろうと思ったのに、入れようと思った曲がずいぶん入ってる。なので僕のプレイリスト「ビーチボーイズの夢 DARIO RADIO#04」は中館さんのと一緒に聴いていただけるといいかな、と。
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 というように、大変楽しんでいたのですが、気が付くとデータ通信量が大変なことになっておりました。僕はだいたい毎月2GBちょっとの使用料なのに、半月の時点で4GB近く使ってました。外出時にずっとAWAとかLINE MUSICを使ってると、一日に0.8Gくらい行っちゃうこともあるんですよ。
 これはやばい。制限の7GBなんてすぐに行ってしまう、とまずは音質を見直し。外出時のビットレートをノーマルの96kbpsからローの64kbpsに下げました。AWAは、Wi-Fi接続時には320kbps、外出時には128、96、64のいずれかを選べるようになっています。
 一方、LINE MUSICは、外出時は自動で64kbpsに切り替えてくれるようです。ま、外でイヤホンで聴いている限り、64kbpsでも問題はない気がしますね。

 さて、こんなに気に入っているAWAなんですが、今月末にApple Musicがスタートしたら、そっちに乗り換えるつもりです。やっぱり、曲数が違いますからねー。
 ただ、Apple Musicはビットレートが256kbps一本なんですよ。むむむ、これはデータ制限的な目で見ると、ちょっとキツイかも……。
 色々と悩ましいですな。

※追記(2015/07/04)
Apple Musicがスタートしてからは、もうこれ一本ですわ(笑)。曲数も、レコメンドサービスも素晴らしいです!
そして心配していたデータ量なんですが、自動でビットレート調整してくれているようで、AWAやLINE MUSICよりもデータ量が少ないなんて調査も……。心配しなくて大丈夫ですかね。www.appps.jp


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