5年前に「80年代の安ウイスキーを思い出す。」なんてのを書いたんですが、茨城県在住の友人タムラ(茨城在住なのに、なぜか毎週桜台の二郎を食べに来てる)が、「そういうウイスキー、近所の酒屋でまだ売ってますよ」などと言うんですよ。そんなわけないじゃないですか。もう30年くらい前の商品ですよ。似てる商品じゃないの?
と言ったら、本当に買ってきたんですよ、タムラ。
うわ、本当にQだ、NEWSだ、コブラだ。懐かしい。こんな安酒をひたすら飲んでいた高校時代を思い出しましたよ!
そんなわけで、これはみんなで飲まないと勿体ないと、仲間を集めて昨夜「80年代の安ウイスキーを飲む会」を開催しました。
BGMはカセットテープと7インチシングルのみ。あとVHSで「ニューイヤーロック・フェス1984~1985」とか見たり(笑)。
さて、まずはサントリーのQ行ってみましょうか。このカティーサークっぽい緑色のボトルとロゴマークが今見てもかっこいいですね。
CMはデュラン・デュランでした。
サントリーウィスキーQ CM デュランデュラン - YouTube
Duran Duran - Japanese Funny CM (Suntory ...
オンザロックで飲んでみます。ん? これは、軽い。確かに「ライトかつスムースな口当たり」と書かれてますが、ライトでスムースだわ。というか、なんか薄くて水みたい。30年寝かせてあったからか、すごくまろやかな口当たりになってます。でも、香りは皆無。飲みやすいアルコール、という感じですね。
続いては同じくサントリーのコブラ。このアメリカン・コミック風のラベルがカッコ良くて好きだったんだよな。味は結構、ハードというかキツかった印象があります。ウイスキーというよりもバーボンっぽいというか。
グビリ。こ、これは……。このエグい味。これは身体に悪いアルコールにカラメルで色をつけたって味だよ(笑)。間違いなく、二日酔いしそうな……。
でも、これが当時のウイスキーの味だった。コーラで割って、コークハイにすると、ライブハウスとか安ディスコの味がしましたよ(笑)。なんだかんだいって、みんな結構これ飲んでたな。
最後はキリン・シーグラムのNEWS。これもボトルもラベルもカッコイイ。友人のK君のうちでみんなで昼からこれを飲んで、空き瓶をずらりと床に並べてたのを覚えてます。
グビリ。うわぁ、これも結構キツイ味。安いウイスキーとはこういうものだという薄っぺらくて刺激的な口当たり。酔えればいいという正しい安ウイスキーの味であります。
CMは「ビッグウエンズデー」のジャン=マイケル・ヴィンセントがビルの屋上のジャグジーでヌードを晒しながらこれを飲んでいるというもの。
キリンシーグラム・他CM ジャン・マイケル・ビンセント - YouTube
そんなリッチな生活をしている人が、こんなの飲むわけないだろ!(笑)
なーんて言いながら、みんなでこの年代物のウイスキーたちをグビグビと飲みました。
もうこれは確実に二日酔いする。明日の朝が怖い、なんて言ってたわけですが、今朝は思いの外、スッキリと目が覚めたりして。
30年寝かしたことで、悪い成分が浄化されたのでしょうか(笑)。
しかし、楽しかったなー、「80年代の安ウイスキーを飲む会」。タムラによると、まだまだ入手可能ということなので、またやりたいものです。
あと、どんな安ウイスキーがあったっけ?