ダリブロ 安田理央Blog

フリーライター安田理央のBlogです。

トンかつ弁当(500円/千葉県/A-0)

https://www.instagram.com/p/Bd9vZYeHcv5/

 チラシを見た時から今期一番気になってたのが、この千葉県は総武線千葉駅の「トンかつ弁当」です。なんと500円。「鎌倉ハムサンドウイッチ」530円を下回る大会最安値駅弁です。あの「いかめし」が780円となり、サブ弁と呼ぶにはちょっと敷居が高くなっている今、新たなサブ弁候補になるんじゃないかなと期待してたんですよね。
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 インパクトの強い黄色い掛紙にくるまれた箱は、スーパーのお惣菜コーナーでおなじみのフードパック。そりゃ、500円ですもんね。
 そして大判だけど薄いカツがご飯の上にドーン、あとはゴマ昆布、筍煮、しば漬けというシンプルさ。フードパックに入ってるせいもありますが、スーパーの弁当感がすごいです。駅弁感薄いです。
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 では、カツにソースをかけて、パクリ。あれ、なんだ、この味。なんか懐かしいぞ。とんかつというよりも、あれだ、駄菓子のビッグカツとかそういう感じ。ながさき鯨カツ弁当も近いけど、もっと駄菓子感が強い。
 じゃあ、美味しくないかというと、とんでもない。すごく美味しいんですよ、これ。ソースとコロモって、ご飯にこんなに合うんだと再発見。
 あの「孤独のグルメ」原作版で、秋葉原で万世のカツサンドを食べたゴローちゃんが「こういうの好きだなシンプルで。ソースの味って男のコだよな」と言うシーンがあるんですが、正にその「男のコの味」なんですね。

 最近ブームの「美味しいトンカツ」とは正反対のベクトルにあるトンカツの魅力を感じましたね、この弁当に。
 駅弁って、缶ビールとか日本酒が飲みたくなるものが多いんですけど、これはコカコーラとかサイダーが合いそうな気がする。
 サブ弁というよりも、オヤツ弁。好きだなぁ、これ。きっと、また買っちゃうな。

 ちなみに、この「トンかつ弁当」、千葉駅では昭和40年代から販売されていて、千葉の人にとってはソウルフード的な存在なんだそうです。うん、わかるよ、その感じ!
 今回初登場なんですけど、これは毎年来てほしいですよ。

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