完全ワイヤレスイヤホンというものがあるのは知ってたんですが、どう考えてもすぐに落としてしまいそう。
ただ以前、ワイヤレスヘッドホンを使ってた時に、「あー、ワイヤレスっていいなー」とは思ったんですよ。普段から、さあイヤホン使うぞって時に、こんがらがったコードをほどくのが、本当に面倒くさくて。あれって、どうしてポケットに入れておくだけで、あんなに複雑にからみあうんでしょうかね。でも、まぁ、あんなに小さくてコロっとしたイヤホン、絶対に落としてなくすと思って、欲しいとは思わなかったんですよ。
あと、僕はすぐにイヤホンを失くしたり壊したりしてるので、普段から2~3千円くらいのイヤホンしか買わないことにしていたのです。正直言って、音質とか全くわからないもので。
ところがドン・キホーテのプライベートブランド「情熱価格」で完全ワイヤレスイヤホンが5980円(税抜)で発売されたというニュースを聞いて、興味が湧いてきたんですよね。え、ドンキが? とも思いましたけど、6千円だったら失くしてもそれほどダメージはない。使い物にならなくても、まぁ、諦められる価格ではありますよね。
で、ネットでの評判も悪くない、というか、むしろ絶賛。そして漫画家の鈴木みそさんも買って「悪くないよ、これ」なんて言ってるじゃないですか。
おお、おりしも今日はドン・キホーテのLINE会員5%の日ではないか。これは今日買いなさいということだな!
というわけで、さっそく購入。割引を活用して税込でも6130円。正式名称は「完全ワイヤレスイヤホン 充電式専用ケース付属」のようです。
いかにもプラスチックという質感ですが、それほど安っぽさは感じない。意外に大きいな、こんなの耳に突っ込んでぶら下げるのって気にならないかなとも思ったんですが、入れてみると、まぁ、それなりにフィットする。最初は少しコツが入りましたけど、グイッと押し込んで90度回すといい感じに入ります。
iPhoneとのBluetooth接続も簡単で、二回目からはケースから取り出すだけで、すぐつながります。
音質は……、まぁ、よくわかんないんですけど、少なくとも悪くはないですね。聴いてて不快にはなりません。全然OK!
さて、二ヶ月ほど使ってみましたので、正直な感想など。
一言で言えば、「もうコード付きイヤホンには戻れない!」というところですか。コードのからまりを気にしないですむのが、こんなにストレスフリーだったとは思わなかった。
ケースから取り出して、左右の耳に突っ込むだけでもう準備完了。アプリが立ち上がっていれば、イヤホンについてるボタンを押せば、以前に聴いていた音楽がそこから再生されるのです。
落としちゃうんじゃないかという心配も、入れ方が慣れていない初日にコロンと外れただけで、後はそんなこともなく、あまり心配してません。まぁ、外したらすぐにケースに入れるということは心がけておかないといけませんが、習慣化しましたね。
キッチンで洗い物とかする時なんかにもいいと思いましたね。スピーカーだと水音が邪魔で聞こえにくかったりするけど、イヤホンならそんなことないし、コードがないのでひっかける心配もない。スマホから離れて自由に動けるということで、意外に家の中でも快適だったりします。
ただちょっと気になる点といえば、Bluetooth接続の時に、いちいち「こねくてっど、らいとちゃんねる」「こねくてっど、れふとちゃんねる」と、右から左から女性声で英語でアナウンスするんですよ。それが鬱陶しい。んで、ワイヤレスの宿命的に、時々接続が切れたりすることがあるんですが、再接続の時にもいちいち「こねくてっど、らいとちゃんねる」。もうそんなこと言わなくていいから、さっさと音楽を再開してくれ! という気持ちになります。
それからこのイヤホン、ケースが充電バッテリーになっていて、ケースに入れている間にイヤホンに充電されるわけなんですが、ケースの方の充電が切れちゃうことがあるんですよね。僕の使い方だと、4~5日に一回ケースを充電する感じなんですが、それをうっかり忘れちゃうと、当然ながらケースに入れておいてもイヤホンに充電されずにうんともすんとも言わなかったりする。そうなると、持ち歩いているモバイルバッテリーでケースを充電するわけなんですが、しばらくイヤホンも使えない。ケースの充電がどれくらい残ってるのかがわからないのは、結構不便ですね。いっそ毎日夜は充電しないといけない、くらいの方が忘れないでいいかもしれない。
と、まぁ、不満も無いではないですが、快適ですね、完全ワイヤレスイヤホン。もしこのドンキイヤホンが壊れたり、失くしたりしちゃったら、もう少し高級なワイヤレスイヤホン買っちゃおうかなとまで思っております。
「ワイヤレス! ワイヤレス!」(バーフバリ風に)