この記事は「書き手と編み手の Advent Calendar 2019」に参加しています。
adventar.org
19歳で編集者の仕事を始めてから30年以上もの間、名刺の整理はどうすればいいのか、ずっと試行錯誤してきたわけです。デジタルで管理するようになってからも、どのソフトを使えばいいのか、どのサービスを使えばいいのか、悩み続けてきました。
で、ここ2年ほどで落ち着いているのが、EvernoteとA5サイズのリングノートを併用するというスタイルです。
名刺管理のソフトとかサービスも死ぬほどあるわけですが、結局Evernoteで一括管理しちゃうのがベストでした。
名刺をもらったら、スマホのEvernoteのアプリのカメラで撮影。たいていの場合は、自動的に名刺だと認識してくれるし、変わったデザインの名刺などで画像と認識された場合は「名刺」だと指定すれば、ちゃんと名刺のフォーマットで入力されます。
あとはタイトルに「201215 安田理央」ともらった日付と名前を入れて、「取材先」「出版社・ネット関係」などのざっくりとしたタグをつけるくらいです。
住所なんかの漢字はOCRの認識が間違ってることが多いんですが、必要な時は名刺の画像の方を見ればいいのでそのまんまにしてあります。
これとは別にEvernoteで日誌(何をして、何を買って、何を食べて、誰と会ったなどを記したメモ。日記ではないので、感想とかは書いていない)をつけているので、日付さえ分かれば、何の用事で会ったどんな人かは調べられます。
とにかく手間をかけないというのが名刺管理を続けられるコツですね。
んで、スキャンした後の名刺をどうすればいいのかというのも、結構悩みだったんですよ。捨てちゃう勇気はないし、まとめてハコに入れておくのもあんまり意味がないような気がして。
で、数年前からやってるのが、ノートに貼っちゃうこと。スケジュール管理などはGoogleカレンダーを使ったりしてスマホに任せてるんですが、取材メモとかToDoを書き出したりとかでノートも併用してるんですね。
そしてこのノートに何でも貼っちゃってるんですよ。見た映画の半券とか紙焼きの写真とか、スクラップ的に。んで、一番たくさん貼られてるのが名刺なわけです。
基本的に時系列で貼られるから、検索性も高いんですよね。スマホでEvernote検索するよりも、パッと出てくる。
ノートは半年に一冊くらいのペースで使い終わるので、それより前の名刺を見たい時はEvernoteに頼るということで。
テープのりかマスキングテープで貼ります。色々貼っていくとノートも分厚くなっていくんですが、リングノートだと多少厚くなっても大丈夫です。僕の愛用しているRollbahnだと、ベルトがついているので、ちゃんと閉じられるし。
なんなら、どうでもいいようないらないメモのページは切り取って捨てちゃってもいい。心配なら念の為にスマホで撮影しておけばいい。
まぁ、名刺なんかを貼ると、どんどん重くなっていくのだけはどうしようもないんですけどね。使い終わる頃には倍以上の重さになってる(笑)。
しかし、こうやって名刺管理してると、データ要素を裏表に分けてたり、変なサイズにしたり、OCRで認識できない凝ったデザインとかフォントとかの名刺を憎むようになりますね(笑)。そんなとこで個性主張しなくていいよ!って思っちゃう。