『日本エロ本全史』を出してからも、ずっとエロ本収拾は続けているわけなんですが、創刊号だけでも、もう30冊以上コレクションが増えております。しかも、そのうち15冊くらいは、日本エロ本史においても重要な雑誌なんですよ。
ああ、早く『日本エロ本全史』の増補改訂版出してぇ!(笑)。
というわけで、先日、『ナイトマガジン』の創刊号を入手しました。『ナイトマガジン』と言ってもピンと来ないかもしれませんが、これは『ナイタイマガジン』の創刊時の誌名なんですね。
もともとは1981年に創刊された風俗新聞『歌舞伎町タイムス』の月刊誌版として『ナイトマガジン』が1986年に誕生し、それが『ナイタイマガジン』となり、2009年まで風俗情報誌の代表的存在として刊行されていたのです。
ちなみに『ナイトマガジン』創刊の1986年には、『シティプレス』も創刊されています。二大風俗情報誌が同じ年に創刊されていると思うと、この1986年という年は風俗業界にとってもターニングポイントだと言えそうですねぇ。
といっても、今の風俗嬢のほとんどが『ナイタイ』も『シティプレス』も知らないんだろうけど(笑)。
さて、その『ナイトマガジン』創刊号に、当時の風俗街のイラストマップが掲載されてるんですよ。風俗店だけじゃなくて、飲食店なども描かれています。これがもう、懐かしいのなんの。銀行なんてみんな名前変わってますし、映画館もほとんど残ってない。それでも、意外に飲食店は老舗として残ってる店が結構あったりして、眺めているだけでも楽しくなります。
せっかくなので、ちょっとお見せしたいなと思いまして……。
まずは歌舞伎町。コマ劇場がもう懐かしい……。
渋谷。屋根裏もナイロン100%がまだある!
六本木。おお、WAVE! カフェバーがいっぱいありますねぇ。
池袋。平成風俗ブームの前は今ひとつパッとしない感じでしょうか。
横浜・関内。まだハマヘルが盛り上がる前なんですね。抜き系風俗がほとんどない。
すすきの。おお、ソープがいっぱい! 入浴料5千円が多いようです。
昔の繁華街MAP、なかなか面白いので、90年代、00年代も探してみますね。