ダリブロ 安田理央Blog

フリーライター安田理央のBlogです。

改めてアダルトVRを体験する。そしてアダルトVRの現状など

 アダルトVRに対しては態度を決めかねていた。
 VR元年と言われた2016年にはずいぶん取材もしたし、スマホを取り付けるタイプのゴーグルも購入してVR作品をいくつか試してみた。個人的な感想としては「うん、まぁ、面白いんじゃないの?」と言ったところだ。そして「でも、まぁ、すぐに飽きるかな」と言うのが結論であった。
 いや、確かに面白い作品もあるにはあったのだ。
https://rioysd.hateblo.jp/entry/2017/05/28/171503rioysd.hateblo.jp

 でも、だからと言ってVRにハマったかといえばそんなこともなかった。やはり、色々セッティングしてゴーグルをかぶって……という手間をかけてまで見ようという気にはならない。
 そうして、VRゴーグルは棚の上でホコリをかぶっていった。

 VR作品が売れていて、FANZAなどでも売上サンキングの上位にかなり入っているとか、VR頼りになっているAVメーカーも多いなんて話は聞いていた。ただ、その反面、一般的には以前ほどVRの話題を聞かなくなっていたのも事実だ。どうも一部の熱心なファンが市場を支えていて、広がりがあまりない、というのが現状のようだ。筆者の周りでも、アダルトVRの熱心なファンはポツポツいて、その素晴らしさを語ってくれるのだが、今ひとつ心に届いてこない。
 とりあえず筆者のVRに対する距離はそんな感じだった。

 ところが、配信トークイベントで、アダルトVRを精力的に撮っているジーニアス膝監督と対談をすることになった。
https://twitcasting.tv/kemta/shopcart/46094twitcasting.tv

 そうなると事前に少しは勉強をしておかなくてはならない。そういえば昨年の秋にOculus Quest 2という(VR業界では)話題の機種が出たんだっけと思い出した。37180円とちょい高価ではあるが、せっかくの機会だから買ってしまおう。VRに限らず、これで普通の映画を見るのも迫力があっていいなんて話も聞いたし。
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https://amzn.to/35FbJwGamzn.to

 というわけで新年そうそう買ったのだ、Oculus Quest 2。基本的にはゴーグルと右手用、左手用のコントローラーが二個のセットだ。ゴーグルをかぶってコントローラーを持つと、視界にパネルなどが出てきて、手元から伸びるビームをコントローラーで動かすことでボタンやキーボードで操作や入力をしていく仕組みだ。スマホ用ゴーグルのように、いちいちゴーグルを外してスマホを操作して、またゴーグルをかぶって、というのに比べるとかなり楽だし、没入感も削がれない。
 Facebookのアカウントが必要だったり、WiFiの設定が上手くいかなかったりと、最初は少々手間取ったところもあったが、しばらくいじっていると直感的にわかるようになってきた。

 アダルトVRは現状ではFANZAの配信が主流だ。ダウンロードした「DMM VR動画プレーヤーアプリ」で観るわけだが、アプリ内での購入はできないので、PCやスマホでまずソフトを購入しておく必要がある。とりあえず対談相手のジーニアス膝監督の作品を見ておこう。調べると200本近いVR作品を撮っている。VRの進化が知りたいので、最新作の『【VR】地方温泉街の風俗夜遊びマニュアル。裏風俗宿で性交接待。一泊二食、人妻付。八乃つばさ』(KMP)をセレクト。通常映像と高画質のHQ版がある。300円ほど違うのだが、ここはHQ版で行こう。それでも1304円とDVDよりは安いわけだし。

 さて再びOculus Quest 2をかぶって、『【VR】地方温泉街の風俗夜遊びマニュアル…』を再生。謎の高級風俗店で八乃つばさとプレイを体験するというものなのだが、おお、これは……と息を飲んだ。八乃つばさがやたらと密着してくるのだが、すぐ近くに彼女がいるというリアルさが強烈なのだ。抱きついてきて耳元で囁いたり、キスしたり。あんまり接近してくると、3Dが崩れてしまったり近すぎて何が見えているのかわからなくなってしまうのだが、バイノーラル録音による生々しい音声でその辺は脳内補完できる。実際にキスする時だって、目をつぶっているわけだし、その辺は問題ない。

 いや、しかし、このリアル感はすごい。HQ画質というのも大きいだろう。そもそもAVに高画質はあまり必要ないのではと思っているのだが、ことVRに関しては高画質は必須だ。後で、以前に購入したSD画質のVR作品も見てみたのだが、リアル感が全く違う。こっちはあくまでも「映像」を見ているという感じ。HQ画質だと、脳がしばしば現実と勘違いしてしまうレベルなのだ。話が進んで来て、八乃つばさに愛撫されたり、セックスをしたりという段階になると、触ったり触られたりしているのに実際に感触がないことが不自然に思える。さらには、時折感触があるようにすら思えてくる。事故などで失った腕や脚に痛みを感じるという「幻肢痛」に近い感覚すら生まれるのだ。
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【VR】地方温泉街の風俗夜遊びマニュアル。裏風俗宿で性交接待。一泊二食、人妻付。八乃つばさ』(KMP)


 なるほど、これは面白い。VRにハマっている友人にオススメ作品を教えてもらう。「これはほんとうに二桁抜いた」と彼が薦めてくれたのが、SODクリエイト『【VR】【雪山遭難VR】このままじゃ凍死確実!裸で抱き合ってカラダを温め合い、至近距離で見つめられながら密着摩擦で生性器をコスり合った直後に極限状態のサバイバルSEX 小倉由菜』。タイトル通りに、雪山で遭難してテントの中で後輩の女の子と二人っきりになるという設定。自分は吹雪に揺れるテントの中でずっと寝そべっているだけで、小倉由菜が色々と甘えてくる。服が濡れちゃったからと全裸になり、毛布にくるまって体を温め合うことになる。冬山のテントの中というシチュエーションも面白く、ぐいぐいとこの世界に引き込まれてしまう。まぁ、とにかく小倉由菜が可愛い。接近してくる顔を、ついジッと眺めてしまう。
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【VR】【雪山遭難VR】このままじゃ凍死確実!裸で抱き合ってカラダを温め合い、至近距離で見つめられながら密着摩擦で生性器をコスり合った直後に極限状態のサバイバルSEX 小倉由菜』


 ジーニアス膝監督作品でオススメを?と知人に聞いて薦められたのが『【VR】好きになる以外考えられないほど天才的に可愛い年下幼馴染。本気汗×本気汁の孕ませ中出しSEX 石原希望』(KMP)。これも強力だった。幼馴染の女の子が「実はずっと好きだった」と迫ってくるというもの。照れてふざけながらも、グイグイと甘えてくる石原希望の演技力が神かかっている。関西弁というのもたまらない。可愛い女の子にここまで好かれたら男冥利に尽きるよなぁ、というごく一部の恵まれた男性の気分を味わうことが出来る。
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『【VR】好きになる以外考えられないほど天才的に可愛い年下幼馴染。本気汗×本気汁の孕ませ中出しSEX 石原希望』(KMP)

 いずれの作品も、セックス自体よりも、そこに至るまでのイチャイチャした行為の方が興奮させてくれるというのが興味深い。

 スマホ利用の簡易型ゴーグルでVRを判断しちゃいけないな、と改めて思った。安くて手軽だからとスマホゴーグルが普及してしまったのは、アダルトVRにとって不幸だったのではないだろうか。

 今、VRの世界では、KMPとSODの2メーカーの評価が非常に高い。特にKMP作品は、ハズレがないとまで定評がある。当然、セールスも好調なようだ。
 ここ10年以上、AV業界はエスワンムーディーズアイデアポケット、マドンナなどのメーカーを擁するWILLグループの一強となっていた。次いで、SODグループやプレステージというところか。00年代初頭にはKMPも大手メーカーとして、その一角を担っていた。ふんだんに予算をかけた大作なども連発し、ブイブイ言わせていたという印象がある。しかし、ここ10年くらいはすっかり元気がなくなり、存在感も薄れてしまっていた。

 それがVRで息を吹き返したのだ。VRブームの初期にヒット作を連発し、制作にも力を入れていったためにクオリティも上がっていき、VRユーザーの信頼を得たのだ。
 またSODも、とある事情によりスタートではつまずいてしまったものの、着実にVRでの地位を築いていった。特にユニークなアプローチの作品が多いのは、さすがSOD、というか、ここのところ以前ほど「変な」作品を作らなくなってきていて、個人的には少しがっかりしていたSODがVRで往年のカラーを取り戻しつつある。

 VRは、未だに発展途上のジャンルだ。ハード的な部分も撮り方やアプローチなどのソフト的な部分も、試行錯誤が続き日々進化を続けている。通常のAVに比べてVRは若い監督が多いということもあるかもしれない。
 アングルをあまり動かせないため、受動的なシチュエーションに限定せざろうえないなど、制限も多いのだが、その分その条件下でどう戦っていくのか、アイディアと実験精神が勝負となっている。
 
 硬直状態になり行き詰まり感のあったAV業界が、ここで少し面白くなってきたんじゃないだろうか、という気がしているのだ。ちょっと90年代初頭にカンパニー松尾バクシーシ山下平野勝之、ゴールドマンらが出現し、AVに革命を起こした時代、または90年代末から00年代にかけてのインディーズビデオブームの頃のような熱気も感じられる。作品次第では、小規模なメーカーが一気に伸びるような状況もあり得るのだ。

 ただ、アダルトVRは、AVとは違い、むしろ風俗に近いものなのではないか、と思ったりもしている。そして様々な理由によりAVとアダルトVRが置き換わるということは今後もないだろう。これは全く別のジャンルなのだ。

 というような話をこってり二時間、ジーニアス膝監督と語り合った。VRが置かれている状況分析から、VR撮影現場の苦労話まで。アダルトVRが好きな人だけではなく、アダルトメディア、いやメディアの話に興味がある人には楽しく見れるのではないだろうか。

 アーカイブは二週間観ることが出来るので、ぜひ!
https://twitcasting.tv/kemta/shopcart/46094twitcasting.tv

純系名古屋コーチンとりめし(1000円/愛知県/輸送)

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はい、本日より後半戦です。たまには第三会場の駅弁でも買ってみるか、と中地階へ。
食品売り場の中で、うっかり見落としてしまいそうな慎ましやかなコーナーなんですけどね。
昨日が海鮮系だったので、鶏肉行ってみるか、と「純系名古屋コーチンとりめし」にしてみました。税込千円と(今となっては)リーズナブルなお値段。
名古屋コーチンのダシで炊いたご飯の上に、照焼、つくね、味噌焼きという三種類の名古屋コーチン。さらに錦糸卵と山菜。漬物は守口大根漬け。
冷えちゃうと、ちょいご飯が固いかなーという気もしますが、まぁ許容範囲。鶏肉は美味しいです。つくねが一番好きかな。
容器の中が舟型に湾曲していて食べやすいのもよかったですね。

ところで、これ、駅弁リストに掲載されてないんだけど、どうも第三会場で販売されている駅弁は載ってないみたい。やっぱり、まだ第三会場は正式に認められてないの?

鯖寿し四種味比べ(1404円/福井県/B-6)

「御食国若狭 海鮮づけ丼」を購入しようとした時に、一緒に売っていたコレが目に入り、とっさに「これも下さい!」と言ってしまいました。だって、サバ好きなんだもん。身が厚くて美味そうだったんだもん。
 買って帰って、昼ごはんとして「海鮮づけ丼」をいただきまして、十分満足したので、「鯖寿し」は持ち帰って家で食べようかな、と思ったのでしたが、その後に編集者と打ち合わせをしていたら、ちょっとお腹が空いたので、一緒に食べちゃいました。

 そんなわけで、写真撮るのを忘れたので、チラシの画像など(笑)。
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 四種となっていますが、特に説明がないので発売元の「若廣」のホームページを見ると、「鯖寿し3種食べ比べセット」というのが出ていて、これは「焼き鯖すし」「醤油かおる焼き鯖すし」「鯖寿し匠」の三種。もう一種はなんだろう? 
 いや、どれも鯖の身が分厚くて、脂がのっていて、それでいてしつこさはなく、鯖好きにはたまんないですね。身と酢飯の間に大葉とガリが挟んであるのが、また美味しい。
 んー、鯖ってやっぱり魚類最強だな!

御食国若狭 海鮮鯖づけ丼(1500円/福井県/B-6)

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 昨日、日本テレビの「news every.」で京王駅弁大会を取り上げていたらしく、それを見た妻が「美味しそうだった」と言っていた福井県の「海鮮づけ丼」。テレビの影響か、今大会では珍しく少しだけ行列が出来ていましたね。
 今大会オリジナルの丼に入った海鮮丼です。寒サバの漬け、越前ガニ、サーモン、イカイクラなどがのっております。ちょい甘のタレをぶっかけていただきます。いやぁ、これは美味い。一口ごとに色とりどりの海の幸の味覚が口の中で爆発。メインの鯖はもちろん美味しいんだけど、角切りのイカがねっとりとしつつも心地よい歯ごたえもあり、特に光ってたなぁ。シソとゴマも効いてます。ワシワシと一気にかきこんでしまいましたよ。
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 食べ終わると、丼の底に「56回記念 元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」の文字が。今大会はいろんな意味で印象深いわけですが、この丼を見る度に思い出すんだろうなぁ。
 丼がついて、この豪華さで1500円はお値打ちだと思いましたね!

常磐街道味めぐり(1500円/茨城県/B-5)


今回の特集である「常磐線復旧記念」から、「常磐街道味めぐり」行ってみました。
仙台駅からは牛タン、原ノ町駅からは川俣シャモ、水戸駅からは常陸牛と、常磐線各駅の名物の三種の肉を詰め込んだ駅弁ですね。
味付け焼き牛タン、塩麹焼きシャモ、甘辛いしぐれ煮牛肉と、味付けもそれぞれ違っていて飽きません。ボリュームも十分、そして確かに肉自体がかなり美味い。特に常陸牛しぐれ煮が気に入りました。ああ、肉弁食った!という満足感がありますな。

高原野菜とからあげの弁当(1100円/山梨県/B-6)

 例年通り、混雑する週末はお休みしてるのですが、今年は休日でも人出はずいぶん少ないということなので成人の日の今日は駆けつけてみました。午前11時くらいでも、ううむ、確かに空いている。例年の平日よりも少ない感じ。このご時世ですから、混雑するのはまずいとは思うんですが、これはちょっと切ない気持ちになっちゃいますね。どうなるのが正解なのかは、わからないんですが。

 さて、本日は山梨県小淵沢駅の新作「高原野菜とからあげの弁当」を行ってみます。「元気甲斐」「甲州かつサンド」で有名な「丸政」さんですからハズレるはずがないという安心感がありますね。
2018年にも「高原野菜とカツの弁当」をいただきまして、駅弁なのに生野菜が美味しい!とびっくりしたわけですが、その姉妹弁当となれば、これはどうしたって生野菜に期待が高まりますね。
 生野菜がドーン! そして巨大な唐揚げが二つドーン! という迫力ある弁面。スパゲティの付け合せもうれしいですね。生野菜はレタス、セロリ、きゅうり、ミニトマト、カリフラワー、そしてコーン、しめじ、山ごぼう、わらびにデザート的にリンゴ。「高原野菜とカツの弁当と同じラインナップですね。添付されているキューピーのレインボードレッシングをかけていただくわけですが、うん、シャキシャキとしたフレッシュさ。駅弁とは思えない生野菜の美味しさは「高原野菜とカツの弁当」同様です。
 そして鶏の唐揚げ。いつもブースで売ってる山賊焼きと同じかなと思ってたんですが、駅弁に合うように味付けを変えているようです。しっかりとした醤油味で、鶏肉のジューシーさといい、ボリュームといい、これは満足感が大きいです。

 肉! 野菜! めし! なんというシンプルな食の魅力を訴えかけてくる駅弁なのでしょうか。個人的にはカツよりも、こっちの方が好みかな。

肉めし(1100円/兵庫県/B-4)

さて二日目。家族の夕食分も頼まれたので夕方に会場へ。
今日も空いてます。この状況だと空いてるのがいいことなのかわからないけれど、やっぱり少しさみしい。
ムスコに頼まれたのは、夫婦あなごめし(1300円/広島県/B-3)、ムスメに頼まれたのは、昨日僕が食べたあふれ海鮮かんぴょう巻寿司(1180円/新潟県/B-6)、妻に頼まれた山海三昧(1400円/大分県/輸送)は売り切れだったので、湖北のおはなし(1200円/滋賀県/輸送)にしました。
さて、じゃあ、僕は何にしよう。今日は肉弁行くかな、と考えて、神戸駅淡路屋のブースへ。肉めしはノーマルと、500円高神戸ビーフ肉めしがありました。悩んだ末に半世紀以上の歴史を誇る定番のノーマルに。

肉めし、タレに漬け込んだ肉が5枚。かなり薄いですが、柔らかくて美味しいです。しかしこの弁当、肉よりもその下のカレー味のバレンシアライスの美味さが際立ちますね。カレー味ってなんでこんなに心をつかむのでしょうか。 この飯、もっと食いてぇ! そして錦糸玉子はともかく、アスパラ、くるみ甘露煮、パイナップル、チェリーというちょっと変わった付け合せ。甘系に寄りまくってます。この辺に時代を感じますね。

家族の分の駅弁もちょこちょこ食べさせてもらいましたが、やっぱりあふれ海鮮かんぴょう巻寿司がダントツだな。現時点での優勝候補!(まだ二日目だけど)


 

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