ダリブロ 安田理央Blog

フリーライター安田理央のBlogです。

自分の「エロ」の原点を訪れる・浦和の古書店でエロ本漁り

 自分で意識してエロ本を買ったのはいくつからでしょうか? 小学校高学年の時に、「GORO」くらいは買っていたような気がしますが、本気でハードコアなエロ本を買ったのは、中学三年生の時の「SMセレクト」でした。いきなりSM! 我ながらハードコアですね。

 実家からちょっと離れた商店街の小さな小さな本屋でした。本をレジに持って行く勇気が無くて、ずっと他の本を立ち読みして、結局その日は買えなかったなんてこともあったような気がします。純真というか、気が小さかったんですね。
 当時はSM雑誌が人気でたくさん発売されていました。今よりもSMはエロの中でもっとポピュラーな存在で、ハードなエロをみたいと思ったら、SMしかない、という感じでした。

 そのたくさんのSM雑誌の中でも、僕は購入するのは「SMセレクト」一誌に絞っていました。
「SMセレクト」という雑誌は、SM雑誌ブームを巻き起こした老舗にして、最も売れたメジャーなSM雑誌なのです。最盛期には15万部も出ていたというから、驚きますね。今のアサヒ芸能より売れてるんですよ。

 でも、当時の中学生の僕はそんなことは知りませんでした。なぜ「SMセレクト」に狙いを定めたかというと、まずこの雑誌はポケット版といって、いわゆる新書版サイズのコンパクトな判型だったんですね。だから隠しやすい。中学生にとっては、親に見つからないようにするのは最重要課題。しかもSMなんてマニアックな本ですからね、発見されたら大変なことになります。その点、このポケット版は比較的隠しやすいと思ったわけです。

 しかし、当時は他にも同じサイズのSM雑誌はたくさんあったのですが、その中でも「SMセレクト」を選んだのは、裏表紙に理由がありました。他の雑誌は裏表紙にも縛られた女性のヌード写真が掲載されていましたが、「SMセレクト」だけはなぜか普通の映画の広告になっていたんですね。裏返してレジに出せば、SM雑誌だとバレないかもしれない。いや、今思えばそんなのバレバレなわけですが、当時の純真な中学生にとっては、それは大きなアドバンデージだと思ったのですよ。

 てなわけで、僕は大変な逡巡と緊張の後に「SMセレクト」の入手に成功。受験勉強もそっちのけでオナニーしまくったわけです。その時に連載されていた杉村春也先生の「白鳥円舞曲」(文庫化された時は「美姉妹・奴隷生活」に改題)は、未だにココロのナンバーワン官能小説です。

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※その時に買った号(1982年5月号)。後に吉祥寺の古書店で再入手した。
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※その号の裏表紙。カトリーヌ・ドヌーヴ主演の「終電車」。おそらく勝手に掲載していたのでは?

 高校生になると僕もずいぶん厚かましくなりまして、堂々とエロ本屋に出入りしていました。高校はお茶の水だったもので、ビニ本の聖地である神田神保町芳賀書店なんかにも通っていました。
 でも、高校生は貧乏でもありました。高価なエロ本はなかなか買えない。そこで、もっぱら地元の浦和の古本屋で購入していたんですね。神保町の古本屋よりも、相場が安かったもので。
 中でも浦和古書センターという店が一番のお気に入りでした。名前こそ「センター」ですが、古くて狭い店内に古本、古雑誌が山と積まれているという当時の典型的な古本屋でした。そしてエロ本が充実していたのですね。この浦和古書センターで出会った数々のエロ本に魅せられ、僕はその後にエロ業界で働くようになったのでした。

 さて、この浦和古書センターという店、当時から古かったのですが、なんとまだ健在! そして本の山はあれから二十数年で更に蓄積し、すごいことになっているというのです。
 無類の古本好きである友人のとみさわ昭仁さんが、昨年ここを訪れたものの、あまりのすごさに店内に入れなかったと。
 うわぁ、そりゃ行かなくちゃと、同じく古本好きの柳下毅一郎さんと3人で向かったのです。その日はせっかくだからというので、赤羽からひと駅づつ下車して古本屋を巡るという京浜東北線古本ツアーをしたんですね。

その時の模様はこちら。
d.hatena.ne.jp

 そしてゴールとして浦和古書センターに向かったのですが、なんと定休日! 浦和古書センターは、火水木と週に3日も定休日があるんですよ。まぁ、当時の人たちが店主なら、しょうがないですよね。もうかなりの高齢のはずですから。
 てなわけで、その日は浦和古書センターを再訪することは出来ず、ずっと気になっていたのです。いつかは訪れなければ、と。

 ところで、今年、東京三世社という出版社が自主廃業を決めました。東京三世社は、日本のエロ出版社の草分け的存在で、かつては吉行淳之介中村メイコも働いていたといいます。
 実は僕のエロ本デビューも東京三世社でした。1987年に「台風クラブ」という雑誌でファッションヘルスの体験ルポを書きました。当時は僕は別の出版社でアイドル雑誌をつくっていて、アルバイトとしてこっそり書かせてもらったのでした。
 そういう意味でも僕にとって大きな存在の東京三世社ですが、さらにあの「SMセレクト」の版元でもあったのです。
 だから東京三世社廃業のニュースを聞いた時、僕は自分の「エロ本」の原点が失われたような気持ちになりました。
 そして思ったのです。今こそ自分の「エロ本」の聖地を見に行かなければ、と。

 まずはあの商店街の本屋です。全国の書店がものすごいペースで閉店している時代です。あんなに小さい本屋が、残っているはずがない。それはわかっていました。
 京浜東北線南浦和駅を降り、そして徒歩10本ほど。商店街というのもためらわれるような、ちょっと店が集まった程度の小さな通りです。僕が浦和を離れて、すでに25年。ここを訪れるのは初めてです。

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 当時の面影は全然ありませんでした。いや、当時のままの店もあったのでしょうけど、僕の記憶があまりにも薄れていました。そして、その商店街には書店はありませんでした。たぶん、この辺だったと思うけど…、という場所には和菓子屋がありましたが、だいぶ年季の入った店構えでした。本屋は僕が浦和を離れて、そう経たないうちに閉店したのでしょう。

 初めからあきらめていたものの、それでもやっぱり寂しい気持ちになりつつ、僕はその辺りを歩きまわりました。25年の歳月はあまりに長く、記憶の残っている街並みはほとんどありません。
 確かここの角にエロ本の自動販売機があったんだよなぁ。朝とか夜とか、ランニングに行くとか言って家を出て、こっそり買ったんだよなぁ……。などを思い出すも、もちろん自販機が残っているはずもありません。

 僕はとぼとぼと、浦和の浦和古書センターに向かいました。商店街の変わり様を目の当たりにした後だと、本当に浦和古書センターが残っているのかという気持ちになってきます。つい先日、閉まっている店頭は見ているから、間違いなく残っているはずなのですが、妙に不安な気持ちになってしまいます。

 そして、浦和古書センターはありました。「古書」と大きく書かれたホロ屋根は当時と変わりないのですが、開け放たれた扉から見える店内は、確かに蓄積化が進み、すごいことになっています。うわぁ、これはとみさわさんが、入れなかったのもわかるわぁ。

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 人間の身長以上に積み上がった本と雑誌の山がいくつも並び、本棚は完全に隠れています。体を横にしないと店内には進んでいけそうにありません。しかし僕はこの店に来るために浦和に戻ってきたのです。意を決して入ります。
 歴史のある古本屋ならではの独特の匂い。そして時空の入り乱れた本の群れ。昭和初期のものと思われる歌本が最近の雑誌の上に積み重なっています。はっきりいって、ゴミの山にしか見えないでしょう。

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 中央の本棚はかろうじて見ることが出来ます。そうそう、この奥の方の本棚がエロ本コーナーなんだよな。70年代のSM雑誌や「奇譚クラブ」や「あまとりあ」といった60年代以前のエロ本が棚にはズラリと並んでいます。そして手前の通称エサ箱には、最近のDVD付エロ本やアイドル写真集などがたくさん刺してあります。
 僕の欲しい80年代エロ本は残念ながらほとんどありませんでしたが、それでも古いエロ本で面白そうなものを5冊ほど買いました。

まずはこの旅の原点とも言える「SMセレクト」東京三世社)。

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 本当は僕の買った1982年の号が欲しかったんですが、この日は見当たらず1978年8月号を。SM雑誌って、70年代以前のものは意外に見つかるんですが80年代以降があんまり無いんですよね。あんまり価値が無いということなのでしょうか。
 78年の時点で、僕が読んだ82年の号と雑誌の構成はほとんど変わりませんね。巨匠・杉浦則夫先生のSMグラビアに佐伯俊男のイラスト。団鬼六の小説は「鬼ゆり峠」。絵物語に体験ルポ。僕の敬愛する作家、杉村春也先生はまだ登場していないようです。
 ところで僕が「SMセレクト」を買う理由のひとつだった裏表紙は、「女子学生マル秘レポート HOTバイブレーション」という洋物成人映画の広告。

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ありゃ、これじゃ当時の僕は買えなかったな。

「問題SM小説」(コバルト社)1970年11月号。

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ウィキペディアによれば、日本で初めて誌名に「SM」を使った雑誌なんだそうです。でも表紙に「SUSPENSE」「MYSTERY」と言い訳のように書かれているのが面白いですね。内容は、あまりSM色が強くなく、ちょっと変わった官能小説誌という感じ。特集の「SM用語読物辞典」にも「トルコ風呂」「ビデ」なんて、あんまりSMとは関係なさそうな言葉が並んでいるのが象徴的。後にマゾ男性向きの内容に変わっていったそうで、どちらかというとそっちの方を入手できれば面白かったかも。

「Sadism・M」桜桃書房)1979年6号。

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表紙以外カラー無し。内容も実話誌に毛が生えた程度で、お世辞にもSM雑誌としてのクオリティは高くないですね。マゾ男性向けの記事が割と多いあたりが少し珍しいかな。


「Viva! Girl」(鳳苑書房)1972年9月号。

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これはSMではなくヌードグラビアメインの雑誌。横尾忠則ばりのコラージュなど、ポップなデザインが多くて、結構楽しめます。

「面白半分」(面白半分)1978年2月号。

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エロ雑誌ではなく、1972年から1980年まで発行された伝説的なサブカルチャー誌です。吉行淳之介野坂昭如開高健五木寛之藤本義一金子光晴井上ひさし遠藤周作田辺聖子半村良などの人気作家が半年ごとに交代で編集長を務めました。僕の買った号は、最も人気が高かったという筒井康隆が編集長。山下洋輔タモリ眉村卓豊田有恒と執筆陣も豪華。東海林さだお横田順彌のファッショングラビア(!)が掲載されているのがたまりません。

これだけ購入して1800円。いやぁ、やっぱり浦和古書センターは安いです。いや、ま、安いのばかりを狙って買ったということもありますが。

せっかく浦和まで来たのだからと、他の古本屋も3軒ほど回りましたが、戦果なし。それじゃあというので、二駅戻って蕨へ。ここには前回の古本ツアーの時に宝の山だと驚嘆した「N」という名店があるのです。ここでも「平成性風俗考」(久家巧 1995年 三一書房「川嶋のぶ子のビデオフォーカス」(川嶋のぶ子 1983年 秀英書房)「ピンサロジー(萩原彰 1981年 徳間書店「売春許すまじ 松本市トルコ風呂建設反対の記録」(松本女性史の会 1984年 銀河書房)と3000円分購入して、ホクホク顔で帰路についたのであります。

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しかし、古本屋が街からどんどん消えていっております。古いエロ雑誌も一緒に消えています。浦和古書センターでもそうでしたが、70年代以前のエロ雑誌は貴重ということもあって、意外に売っているのですが、80~90年代となると見つけるのが難しくなってきています。僕にとってはやはり80年代が思い入れのあるところ。そんなわけで、ヒマを見つけては、古本屋をめぐって80年代のエロ本を探しているのであります。


※「メンズナウ」2010年10月掲載。

ラブボディとラブホに行く

2010年に「メンズナウ」というサイトに連載していた「安田理央のいい大人」を再録していきます。2014年にサイトが突然消滅してしまったのですが、なかなか面白かった連載なので、眠らせておくのはもったいないと思いまして…。「いい大人」の「いい遊び」をお楽しみ下さいませ。では、まず第一回の「ラブボディとラブホに行く」から。2010年6月に書いた原稿です。

安田理央のいい大人 第1回 ラブボディとラブホに行く

 気がつけば、もう42歳。僕も立派な大人、というかオヤジであります。そりゃ、中学生のムスメまでいるんですからね。いつまでも若いつもりでいちゃいけない。大人としての自覚を持たなくちゃいけないのです。
 しかし、自分でも驚いたのは、この年になってもオナニーしてることですよ。オナニーを覚えた頃には40歳越えても、まだやってるとは想像もつかなかったなぁ。
 でも、そこは大人ですからね。若い奴らと同じようなオナニーをしているわけにはいかないよな、大人らしいオナニーをしなくちゃいけない。
 そこでたどり着いた答えの一つが、リアルなオナニー。そこで、こんなものを買ってしまいました。ラブボディ・aki。

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 akiちゃんのプロフィールは以下の通りです。

名前:アキ
血液型:B型
身長:145cm
スリーサイズ:B69 W52 H78
クラブ:水泳部
趣味:ペットでグリーンイグアナの「モガガドン」とお昼寝。
性格:ツンデレ。小悪魔。ホントは気弱。
すきなもの:
色 白と黒
たべもの さくらんぼ、モンブラン、チョココロネ、りんごジュース
音楽 トランス
映画 怪獣映画、コメディー
嫌いなもの:正義の味方、お説教、牛乳
最近思ってる事:モガガドンをどうしたら巨大化できるのか考え中。

 そして実物はこういう感じです。

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いや、僕、これを初めて見た時にすごい衝撃を受けたんですよ。実は僕、ラブドールとかフィギュアには以前から興味を持ってまして、ラブドール専門誌「アイドロイド」(コアマガジン刊)も愛読してますし、数年前に流行ったラブドールヘルスにも何回も行ってます。

ちなみに1999年に大塚にあった店がコレ。かなり先進的だった。

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2005年に秋葉原にあった店がコレ。この時期、ラブドールデリヘルはいっぱいあったけど、店舗型は意外に少なかった。

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 というようにこれまでに何度もラブドールには挑戦してるんですが、いざやろうと思うと、どうもダメなんですよね。
 見る分にはラブドールって、妙なエロティシズムを感じてて好きなんですが、実際に行為をしようとすると、上手くいかない。どうしても「これは人形なんだ」という意識が捨てられないんですね。リアルな分だけ実物との差異が気になっちゃう。どんなにリアルな3DのCGでも違和感があるのと同じですね。
 その点、ラブボディの、顔も無し、しかも肌は透明という割り切りには驚きました。いっそ顔は無い方が妄想の邪魔にならないのではないかと思ったわけです。
 しかも空気式なので、持ち運びも便利だし、使わないときは畳んでおけば場所も取らない。
 ラブボディは2005年に第一弾の「kumi」が発売されてから爆発的な人気で、空前の売上を記録しているそうです。ネットなどで調べてみると、ラブボディ愛好家がコスプレさせている写真がたくさんアップされています。ボディラインにこだわっているというだけあって、服を着させてみると、かなりいい感じ。幸い僕は撮影用にコスチュームや下着は一杯持ってますからね。
 これならいけるのでは! と思わず通販サイトでポチっといってしまいました。最新作である「aki」と、専用のオナホールのセットであわせて約5千円ナリ。

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これが本体。

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これが専用オナホール。aki専用の「ヴェルサス」という奴ですが、サイズが合えば他のオナホールも入るそうです。

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 さて、問題はakiちゃんとの初体験をどこで行うか。自宅は家族がいるし、事務所にはベッドはありません。床で、というのはあまりにakiちゃんが可哀想。
 そこで、ラブホテルに行くことにしました。大人ですからね。オナニーにもお金をかけちゃうんですよ、大人は!

 とはいえ、さすがに安めのホテルを選びました。2時間3500円。受付のおばちゃんに「一人なんですが」と言ったら「一時間2100円というのもありますよ」とのこと。どんな目的だと思われたんでしょうか。まぁ、さっくりと一時間で済むと思ったので、それでお願いします。

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 安くて古いホテルだからといって、ヘソを曲げたりしないところがakiちゃんのいいところですね。

 さて、いよいよakiちゃんに空気を入れましょうか。

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 そのままだと、ただのビニールシートみたいで、これが本当に女の子になるのか、ちょっと信じられないですね。
 ここで、大きな失敗。膨らませるための空気ポンプも同時に購入したのですが、先端の差し込み口を忘れてきてしまいました。これではポンプが使えません。仕方がないので、直に口で空気を吹き込むしかありません。

 いや、これがしんどいのなんの。息は切れるし、時間はかかるわ。完全に膨らませるまでに、15分くらいかかってしまいましたよ。
 完全に膨らませる前に、オナホールを装着。

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 これがなかなか入らなくて苦労しました。後で調べたところによると、周囲にローションなどを塗って滑りをよくすると入りやすくなるそうです。しかし、このオナホール、かなりリアルな造りでこれだけでも、相当エロいですね。

 なんとかオナホール装着して、さらに膨らませます。

 そしていよいよ完成。

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 確かにこれはスタイルがいいですよ。女体のラインがしっかり再現されてます。akiは、ナイスバディだったそれまでのラブボディシリーズとは違って、スレンダーな少女体型というのが特徴らしいですが、それでもかなり生々しいですね。

 さっそく下着をつけてみましょう。

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 イメージイラストのakiちゃんは、今どきの女の子風ですが、ここはやはり清純な白い下着で。うちにあるブラジャーで一番小さいサイズのA70。B65くらいが一番フィットするらしいですが、これでもぴったりでした。うむ、確かに貧乳少女。

 下着をつけさせると、急に色っぽさがアップするのが不思議です。

 さぁ、セーラー服を着せてみました。

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 うわぁ、なんだ、これ。エロいぞ。頭もないし、突き出た腕も透明なのに、リアルな存在感があります。セーラー服を着た「何か」が、場末のラブホテルのベッドの上に「いる」。いきなり強烈なエロさが漂ってきます。

 胸を触ってみました。

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 布越しに伝わってくる感触。みっしりとした肉の温かみは当然ないのですが、儚げな小さな乳房の曲線は感じられます。妙に興奮します。
 ベッドに押し倒して、胸を揉んでいると、だんだん変な気持ちになってきます。

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「怖くないからね」
なんて言いながら、セーラー服の胸元を開きます。

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 白い可憐なブラジャーが現れます。明らかに透明なビニールに過ぎないのに、エロいのです。なぜか、普通のラブドールよりもエロさを感じますよ。Aカップのブラジャー越しにちいさなおっぱいを揉みます。
 akiちゃんは足を開いて座った姿勢なので寝転がしてスカートをめくると、あらまぁ、大股開き。

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上半身以上に透明なビニール肌が丸見えですが、うむむ、これはエロいぞ。

 そしてショーツ越しに股間に触れます。

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オナホールのプニュプニュした感触が伝わって来ます。ほう、akiちゃん、下付きのようですね。
 そしてショーツをずらして、オナホールを剥き出しに。

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 透明な肢のつけねにいきなり異物のような白いオナホールがあるのは、ちょっと気になりますが、その穴に指を入れてみてびっくり。その感触がリアルなんですよ。
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 まだローションを入れていないのに、ねっとりと指に絡みついてきます。クチュクチュ、指を出し入れしてたら、なんだかえらく興奮してきましたよ。

 これはイケるかも、というか、危ない世界に目覚めてしまうかもしれないと思った瞬間でした。
 でも、ここまでにして、せっかくなので、もう少し他のコスプレも試してみましょう。

 凌辱された後の、セーラー服少女、akiちゃんです。
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 お次も定番のメイド服。肌を覆う面積は広いし、布地がしっかりしているだけに、これはセーラー服以上にリアルです。

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 スカートをめくりあげて、白いショーツが見えると、嬉しい気持ちになるのは、なぜでしょう。

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 これまた胸の感触がいいですね。布地が厚い方がビニール感が薄れて効果的なんです。

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 さて、次のコスチュームに変えようと、脱がしていても、妖しい気持ちになってきます。頭の中に、羞じらうakiちゃんの声と表情が浮かんできます。

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 こんなのも試してみましたが、さすがにちょっとピンと来なかったかな。

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やっぱりある程度、透明ボディを覆っていた方がいいです。

 というわけで、スクール水着

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 これは素晴らしい。ボディラインの美しさが、はっきりとわかります。透明肌の露出面積は広いですが、そこは妄想力でカバー!
 触っても、スク水の感触は大変気持ちがいい。思わず、サワサワと全身を撫で回します。

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 大変エロい気分になってまいりました。今ならイケそうです。押し倒します。ベッドの上で大開脚のスク水少女。

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 akiちゃんのホールにローションを垂らして、よくかき混ぜます。さっき以上にクチュクチュと音を立てて、からみついてくる感触。
いいぞ、これなら、十分いける!

 そして挿入します。もちろんナマです。ゴムつけて、などとうるさいことを言わないのもakiちゃんの嬉しいところですね。

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 正常位にて挿入。akiちゃん、座ってM字型に開いたような脚の形になっているので、それが邪魔になって、体を密着させずらいんですね。膝をグイッと体に押し付けるようにすればいいんですが、なんか壊れてしまいそうで、ちょっと不安。何しろ空気人形なので、体重をかけるのも危険です。

 どうするといいのかなぁと色々と試して見て、結局一番しっくり来るのが、騎乗位でした。akiちゃんを腰の上に載せて、体を上下させるのです。

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 しかし、ううむ。当たり前なんですが、akiちゃんは大変軽いんですね。だから腕で上下に動かすのは楽なんですが、これセックスというよりも、オナホールを動かしているだけという気分なんですよね。すごく大きいケースのオナホールを上下させているような。
 そして、ふとそんなことに気づくと、急速に妄想が冷めてしまうのです。

 おれ、なにやってんだろ。42歳の二人の子持ちのオヤジが……、と。

 一度、そんな気分になってしまうと、もうだめです。シュルシュルとチンコは勢いを失くしてしまいました。
 ああっ、やっぱりダメだ。以前、ラブドールヘルスでもダメだったんですが、どうしても最後までいけないのです。途中まではよかったんだけどなぁ。

 んで、実はakiちゃんから、オナホールを抜き出して、そのまま使ってフィニッシュしたのです。うーん、どうも僕は下手に体が無い方が、オナニーはオナニーとして楽しめるなぁ。ヴェルサス自体はよく出来たオナホールで、中の感触も素晴らしいですから。
 
 そういえば、空気入れるのに時間を食ってしまったからか、メイド服を着せている時点で一時間が過ぎてしまい、結局もう一時間延長することに。延長追加料金は2000円なので、はじめから普通に3500円払ってた方が安かったなぁ、なんてセコいことを考えてしまうのも大人だからです。

 空気を抜くのも、結構時間がかかります。

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 そしてオナホールは使用後はちゃんと洗わないといけませんよ。

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賢者タイムオナホールを洗うのは、ちょっとメランコリックな気分になりますね。

 そんなわけで、akiちゃん、気に入らなかったかというと、そういうわけではないんですね。個人的にはこれで挿入、射精というのは難しいけれど、そのボディを見たり触ったりして楽しむのは十分アリだと。

 なもので、今もメイド服を着せて事務所に座らせております。

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 んで、時々服の上からおっぱいを揉んでセクハラしたりしております。

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我が事務所のセクハラ用メイドさんというわけですね。どんなに過激なセクハラをしても、訴えるとかご馳走しろとか、言わない可愛いメイドさんなのであります。

※「メンズナウ」2010年6月掲載。

なんとこの「ラブボディ・aki」ちゃん、8年経った今でも現行商品なのですよ。

2013年には頭部のついた「新ラブボディ・aki タイプB」ちゃんや

2017年には新作「ラブボディ・ココ」ちゃんも

発売されているのですが、未だに初代「aki」ちゃんの人気は高いようです。
アダルトグッズの世界は進化も早いのに人気商品の寿命が長いんですよね。この辺、興味深いですね。

消費者生活2003年8月

僕が2003年に某携帯サイトに連載していた「消費者生活」という自分が購入した(お金を払った)ものについてのレビューを再録します。
15年前のお買い物日記です。

サマーソニック8月2日 幕張メッセ他 一日券13000円
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 三十歳を過ぎてからめっきり腰が重くなってしまって、ライブの類はあまり行かなくなってしまった。フジロックをはじめとするロックフェスも興味はあるものの面倒くさくて敬遠していた。しかし、今回のサマーソニックはそうはいかない。なにしろあのDEVOが登場するというのだ。80年代にピコピコな思春期をおくった僕らにはDEVOはスーパースターだ。腰が重いなんていってられない。地獄のような暑さの日だったが、幕張くんだりまで出かけた。とはいっても、夕方からの出陣だったあたりが情けないが(笑)。早めの時刻にダットサンズやホット・ホット・ヒートなど見たかったバンドもあったんだけどねぇ。

 会場に到着したのは午後4時。千葉マリンスタジアムではニュー・ファウンド・グローリーが熱演中。メロコアは野外が似合うねぇ、などとビールを飲みながら5曲ほど楽しんでから幕張メッセの屋内ステージをウロウロ。6時過ぎには再びスタジアムに戻り、大好きなジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンにしびれまくるが、いかん、いかん、もうDEVOのステージが始まるではないか。後ろ髪を引かれる思いで、途中退席。幕張メッセ・イベントホールへ。噂には聞いていたが、サマソニはこのステージの移動が実にかったるい。特にスタジアムからメッセへの道が遠い、遠い。何もない道だしねぇ。

 それにしても2003年にしてDEVOかぁ。僕が初めてDEVOを知ったのは「すすめパイレーツ」で、だったっけなぁ。そこそこいっぱいな客席には、僕と同じように年季の入ったファン、そしてポリシックス経由でDEVOを知ったような若いファン。DEVOのトレードマークであるエナジードーム(通称ウンコ帽)をかぶった客も多数。「20年待ってたんだよぉ!」 ふと振り返ると知り合いが叫んでいた(笑)。

 やがてメンバーが登場する。82年の名曲「That's Good」からスタートし「Girl U Want」「Whip it」「Satisfaction」とヒット曲の連発攻撃にファンは失神寸前の盛り上がり。往年のライブと寸分違わぬ完成度の高い演奏。しかしメンバーの老けっぷり、特にボーカルのマークの太りっぷり(チョビヒゲ付!)はすごい。なにしろみんな50代。それで当時のコスチュームとアクション。まるでコント。でも死ぬほどカッコイイ。気を失ってしまいそうな至福の時でありました。ありがとうDEVO。そして、ありがとうサマソニ

●バイオノートZ(ソニー) ヨドバシカメラ新宿西口店にて267540円で購入。
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 キーボードがイカれたりとノートPCの挙動不審な動作が多くなって来た。仕事で使うものだけに、いきなり壊れられちゃうとヤバイ。ちょうど多目の入金があったので、思い切って新しいPCを買うことにした。マルチドライブ付で無線LAN内蔵で、できるだけ小さくて…と条件を絞っていったら、浮かび上がってきたのがソニーのバイオノートZの夏モデルPCG-Z1R/P。
 モバイル用に開発されたCPUシステムCentrino搭載、1,400×1,050ドットのSXGA+表示液晶モニターなど性能的にはかなりヒキが強い。そういえば今使ってるデジカメは二台ともサイバーショットだから、メモリースティックスロットがあるのもメリットじゃん。それになんといっても、いかにもソニーらしい独自のデザインは購買意欲をそそる。両サイドの曲線が渋いし、ノートPCなのにラッチがないってのも面白い。今、使っている(壊れようとしている)NECのノートは、性能的には文句はなかったのだけれど、いかんせん愛想のないデザインで、ついぞ愛着というものが沸かなかったんだよなぁ。毎日使うものだけに、やっぱ重要ですよ、愛着。

 26万円というのは、今どきちょっと高めな気もしたけれど、どう考えてもコレしかないなと惚れ込んで、買ってしまった。第一印象はデカイ。それまでのNECが12.1型XGAモニターだったことに比べると、14.1型SXGA+というのは実に広い。当然、本体もデカくなっているのだが、シャープなデザインのためか、大きくなったために野暮ったくなったという印象はない。
 そして、意外にキーボードのタッチがしっかりしているのも嬉しかった。ノートPCはどうしてもペナペナなキータッチになりがちなのだが、カチカチとしっかり打つことができる。キータッチが悪かったら、先月買ったHappy Hacking Keyboard Lite2をつないで使おうかと思ってたのだが、その必要はなさそう。というか、ノートPCの浅いキーに慣れた僕には、こっちのキーの方が打ちやすい。

 しかし、これはバイオに限らないのだが、無駄にてんこ盛りのプリインストールソフトって、本当に必要なのだろうか? 最低限のソフトだけあれば、あとは自分で買ったりフリーソフトを落としたりする方がいいのでは。とりあえず、プロバイダーのサインアップソフトだけでも無くしてもらえないのか。でも、あれは広告みたいなもんだから、無くすと定価が高くなっちゃったりするのか?

●映画「ポケットモンスター・アドバンスジェネレーション/七夜の願い星ジラーチ」 池袋HUMAXシネマズ4にて入場料1800円
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 ああ、今年はたくさん映画を見ようと思ったのに、やっぱり子供としか映画館に行ってないなぁ(笑)。というわけで、小学一年生の娘と「ポケモン」を見に行く。「ポケモン」人気のピークなんてとっくに過ぎていると思っていたのだが、まだまだ強い。そういえば、先日子供にせがまれて東京駅近くのポケモンセンターというオフィシャルショップに行ったら入場するのに一時間待ちの行列ができていて驚いたっけ。単なるグッズショップなのに一時間待ち! そして今回の映画も人気らしい。

 まずは本編に先駆けて短編の「おどるポケモンひみつ基地」から。ピカチュウニャースが主人公の「可愛らしさ」を前面に出したミュージカル風のコメディだが、これが実に楽しい。昔のディズニー的なスラップスティック。子供たちも大うけで、ギャグのひとつひとつに律儀に爆笑しているのがおかしかった。
 そして休憩もなく、いきなり始まる本編の「七夜の願い星ジラーチ」。千年に一度だけ7日間だけ目覚めるというポケモンという設定からしてキツイ。そのポケモンジラーチの持つ力を狙って悪巧みをする科学者(兼マジシャン)が登場するのだが、千年前の情報を頼りに人生を狂わせているのか、君は! とツッコミを入れたくなってしまった。この男がジラーチを狙う必然性がどうにも薄いのだ。自分の行動が引き起こしてしまったラストの大パニックに「まさか、こんなことになるとは」じゃないだろう、君。そんな行き当たりばったりの人生じゃ、ロクな大人になれないぞ。
 それから物語中で重要な(そうでもないか)役割を果たす子守唄が、どう聞いても子守唄的なメロディじゃない。ひっかかってたら、ラストにかかるエンディングテーマと同じメロディだった。これがいかにも今風のR&B。大人の都合ってやつが透けて見えすぎるんですよ。最近のアニメの唄って、みんなそうだけど。
 そういう意味でも、素直に楽しめる「おどるポケモンひみつ基地」の方がよかった。ナレーションが山田花子というのは、ちょっと大人の都合っぽかったけど、まぁ、それなりにいい味は出してたし。

●「腰痛放浪記 椅子が怖い」(夏樹静子 新潮文庫) 西船橋の書店にて400円で購入。
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 97年に発表された本の文庫化。夏樹静子といえば、「Wの悲劇」などで知られるミステリーの女王だが、93年からの3年間に恐ろしい腰痛に襲われていたという。腰痛というと、持病として悩んでいる人が多いだけに、軽く考えられがちなのだが、彼女を襲ったのは立つ事も寝る事もできないと言う凄まじい痛み。しかし病院でいくら検査しても、重大な疾患は見当たらない。運動不足ではないかと言われて必死に筋肉を鍛えてみても、症状は好転しない。鍼灸治療からカイロ、温熱療法、尾てい骨治療とあらゆる治療法を試みる。霊の供養や、あのタカツキヒカルの手かざしまで受けてみる。しかし、腰痛は治まるどころか、激しさをますばかり。その描写の恐ろしさ。ついには自殺までも考えてしまうのだが、これほどの責め苦の中であれば、それも仕方がないかと、つい同調してしまいそうになる。

 しかし、その原因は肉体的なものではなく、心因性のものだった。これほどの痛みを自分の「心」が作り出したのだという説に、彼女はどうしても納得がいかない。そして治療が始まる…。
 前述の通りに腰痛の痛みのリアルな描写も恐ろしいが、潜在意識がこれほどまでに苦痛をもたらすことがあるという事実も、また恐ろしい。心の持ちよう次第で、こんな地獄が自分に襲いかかってくるかもしれないという事実。それも潜在意識という奴が犯人だとすれば、自分でコントロールすることも難しいのだから。
 僕も定期的に背中に鉄板でも入ったかのごとくに硬くなり、激痛に襲われることがあるのだが、その間は全く集中力が失せ、仕事にならない。しかし、夏樹静子は机に座ることもままならないという状態の中でも(セーブしているとはいえ)、しっかりと仕事をこなしている。それも小説を書くという、もっとも集中力を必要とする仕事を。しかし、その強靭な精神がこの腰痛を引き起こしたという皮肉。その構造もまた恐ろしい。

 あとがきに書かれていた、夏樹静子が造園設計家に聞いたという話。川の水は表面の流れが速くて元気がいいほど、底の方は停滞して水質が悪くなる。一方、自ら攪拌している川は、停滞して汚れがたまることはないのだという。なるほど、と思う。
 それにしても、この本を読んでいると、どんどん自分の腰が重くなっていくような気がしてくる。ああ、なるほど、「心」が痛みを作り出すのは本当なのだなと実感し、ますます痛みが増してくる。こうなったら、もうだめだ。本を閉じても、痛みはどんどん増していくばかり。僕の深層心理よ、勘弁しておくれ。

消費者生活2003年7月

僕が2003年に某携帯サイトに連載していた「消費者生活」という自分が購入した(お金を払った)ものについてのレビューを再録します。
実は2008年に途中までこのブログに再録したんですが、その続きですね。
rioysd.hateblo.jp
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初めてHDDレコーダーを買ったり、ザウルスに買いまくったり、夏目理緒の写真集を買ったりしてます。この頃は一番金回りがよかったので、毎月バカみたいに色んなものを買ってたなぁ。
以前に再録した時は書いてから5年後で、「もうずいぶん懐かしい」なんて思ってたわけですが、15年経ってしまうと、「そんな時代もあったよな」という気分になりますね。

では2003年7月の買い物を。

●DVD「Man With The Movie Camera」Cinematic Orchestra(Ninja Tuneレコファン高田馬場店で3580円にて購入
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 昨年(2002年)Ninja Tuneから発売された2ndアルバム『Every Day』が話題を呼んだジャズユニットがポルトガルのフェスティバルで行ったパフォーマンスを収録したDVD。
 このパフォーマンスとは、1929年のソ連で制作されたジガ・ヴェルトフ監督の前衛ドキュメンタリー映画「カメラを持った男」に生演奏で音楽をつけていくというもの。
 映画自体が当時のソ連の生活を撮影した映像をコラージュのようにフラッシュバックさせていくというスピード感のある作品で、シネマティック・オーケストラの端正なグルーヴとぴったりとマッチしている。
 が、ストーリー性は皆無なのでちゃんと見ようとすると退屈してしまうのも事実。66分間、じーっと鑑賞するのは骨が折れる。モノクロだから目も疲れるし。
 やはりこれはBGV。飲み屋かなんかのプロジェクターに映し出されていて、会話が途切れた時なんかに、ふと目をやるとこれが見える、てな状況にいいのではないか、などと不届きなことを考えてしまった。
 ジガ・ヴェルトフ監督といえば、、かのゴダールが自らのグループにジガ・ヴェルトフ集団という名前をつけたほどの理論派の巨匠。その代表作を飲み屋のBGVに! でも、まぁ、この作品、頭の中を空っぽにして、次から次へと画面からあふれ出て来るイメージとグルーヴの奔流に身を任せてしまうのが気持ちがいい。となれば、酔っ払ってボーっとしながら見るのが一番なのではないかと。
 しかし、この作品、本来は無声映画。つまり本来は、この映像だけを延々と見なければならないというわけで、それは拷問なのではないかと。映画史上に残る名作として、結構上映会など行われているようなのだけれど、アート系映画マニアというのは、忍耐強い人たちなのだなぁと思ってしまった。

●コーンバターラーメン 札幌・もぐらにて1000円
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 仕事で札幌に行った。北海道は美食の地とはいえ、忙しくてゆっくり食事をする暇などなかった。なんとか少し空いた時間でとりあえずラーメンを食べることにした。札幌でも、人気があるのは、いわゆるニューウェーブ系ラーメンのようだ。和風の店構えで、ダシは何で調味料は無添加で…と能書きの多い店。こういうのは東京にもたくさんあるからなぁ。なので、あえて昔ながらのサッポロラーメンっぽい店、というか観光客向けの店に行ってみた。
 夕方の時間とはいえ、お馴染みラーメン横丁はガラガラ。「高い!!少ない!!マズイ!!」と地元のラーメン通からは敬遠され、最近では観光客からも見放されているようだ。TVの取材で誰々が食べた、などとタレントの名前を貼り出していたり、有名人の色紙を並べていたりしているのも、時代遅れムードに拍車をかける。そしてやたらと客引きをしているのも、うざったい。でも、僕は旅行者。こういう観光客向けの店も、また旅の味わいだ。
 新ラーメン横丁の「もぐら」と言う店に入る。カニだのホタテだのが乗ったバカ高いラーメンがあるのも、観光客向けっぽい。おばちゃんに「オススメはバターコーンラーメンだよ」と、言われるがままに注文。1000円。高いなぁ。そして、やってきたそれは、大きなチャーチューが丼の半分を覆い、残りの半分をコーンが覆い、その上にバターの塊がドテっと乗ったボリューム感満点のラーメンだった。見るからに大味。
 食べてみる。んー、意外にあっさり。つーか、コクがあまりない。でも、悪くはない。ラーメンマニアの方々が罵倒するほどマズイとは思えない。つーか、ラーメンなんて、よほどのことが無い限り、そこそこ美味いもんじゃないだろうか。ま、これで1000円というのは、やっぱり高いとは思うのだが。

●外付けマルチドライブ「LDR-N21F」(ロジテック)ビックピーカン池袋店にて29800円
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 外付けハードディスクがイカれた。もともと重要データのバックアップ用という感じの使い方がメインだったので、本体のPCにほとんどのデータは残っているので支障はないのだが、ハードディスクも壊れるのだという当たり前の事実を再認識して、少々不安になった。バックアップ用には、やはりDVDを焼いておいた方が安全だろう。
 しかし一口にDVDといっても現在、DVD-R DVD-RWDVD+R DVD-RWDVD-RAMの記録型5規格に家電機器用のDVD-VR、DVD+VRの2規格の計7規格が乱立しているという混沌状態。そういえば自宅で使っているパイオニアのDVDレコーダーはR/RW、事務所で使っている東芝のDVDレコーダーはRAM/Rと、規格が混在してしまっている。メーカー同士の思惑が入り乱れての結果なのだろうが、こうなってくるとVHSとベータで争っていたビデオ規格がシンプルにすら思えてくる。
 とりあえず、DVDレコーダーを使っての実感としては、少々メディアが高いもののRAM が一番ハードディスク感覚で使えて便利。両面メディアを使えば、一枚に9.4Gも記録できるのが嬉しいし、カートリッジ付があるのも扱いやすい。で、DVD-RAMが使えるドライブを買いにいったのだが、RAMが使えるドライブってのは、RやRWも使えるマルチドライブなのだね。もちろんCD-RやCD-RWも使えるので、合計7種類のメディアが使用可能。素晴らしいと思う以前に、規格の多さを再認識してうんざり、という感じだ。さらにPCとつなぐ規格もIEEE1394USB2.0のどっちにするか悩まないといけないし…。ああ、もうわけわからん。
 で、とりあえず7種類のメディアが使えてIEEE1394USB2.0の両方が使えるというロジテックLDR-N21Fを購入した。色々できるわりに3万円というのは意外に安い感じ。DVD-RAMも軽快な動作で使いやすい。
 それにしても規格に詳しくない人にはさっぱり意味がわかんない文章でしょうねぇ。僕もよくわかってませんが。

●PC用キーボード「Happy Hacking Keyboard Lite2」(PFU)ビックピーカン池袋店にて5980円
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 ノートPCのキーボードもイカれた。外付けハードディスクがイカれたばかりなのに、こういうことは続くものなのだなぁ。半分ほどのキーがうんともすんとも言わなくなってしまった。修理に出したいところだが、本体ごと持っていかれてしまうのは痛い。仕事ができなくなってしまうではないか。ノートをメインに使うようになって一年ほど経つが、事務所の打ち合わせ用テーブルや喫茶店や自宅などでもいつもと同じ環境で仕事ができるというフットワークの軽さが楽しく、もうデスクトップには戻れない。
 しかし、今回は一体型というところが仇になってしまった。かくなる上は、外付けキーボードをつけて使うしかない。いや、新しいノートPC買うって手もあるんだけど、それはもうちょっと考えて(笑)。とりあえず事務所の近くのツクモサンワサプライのスリムキーボードを購入。ノートPCのようにストロークが浅いキーなので、今までどおりに違和感なく打てるのが嬉しい。ただ、Enterキーが一番端ではなく、右にInsertキーなんかがあったりするのが困った。一番よく使うEnterキーのミスタッチが多くなってしまうのだ。これはイカン、仕事にならん。と、替わりのキーボードを探しに行く。
 意外にPCショップでもキーボードというのはあまり種類を置いていないのだ。いいなと思っても、接続がPS/2だったりして断念。僕のノートPCはUSBじゃないとダメなのだ。悩んだ末に見つけたのが「Happy Hacking Keyboard Lite2」。
 コンパクトなキーボードでありながらもキーはフルサイズ。つまり余分なキーを削ぎ落として小さくしているのだ。もともとテンキーやアプリケーションキー、ウィンドウズキーなんかは使わないタチなので、それはむしろ歓迎。そして何よりもEnterキーが一番右端、しかも大きい。調べてみると、このキーボード、キーの感触がよいとマニアに評判らしいんですね。ま、ノートPCの浅いキーになれた僕には慣れるまで打ちづらいんですが…。
 し、しかし、買ってから気づいたんですが、Ctrlキーが左下じゃなくて左中央にあるんですよ! うわぁ、しまった。Ctrlキーもよく使うのに! というわけで、よく間違えてファンクションキー押しちゃって、変なアプリを立ち上げちゃったりしている。ま、慣れればいいんだけどさ…。
普通のキーボードから切り出しちゃったようなアンバランスなルックスが妙にキュートで、モノとしては気に入っている。USBハブが2ポートついてるのも便利だし。あとはCtrlキーの位置に慣れるだけだな。

※ああ、一時期、DVD-RAMをバックアップに使ってたんだよなぁ。まだどっかにあると思うんだけど……。そして2011年からデスクトップPCをメインに使うようになりました。

続おやじびでお 第17話 通販ビデオのマニアックな世界

 現在、AVはセル(販売用)が中心となっていますが、ほんの10年ほど前まではAVは基本的にレンタルで、セルはインディーズと呼ばれ、あくまでもマニアックなものという扱いでした。
 そして、さらにその前には通販ビデオと呼ばれた、本当にマニアックなAVが密かな人気を集めていたのです。

 もともとAVが誕生した80年代初頭には、まだレンタルショップ*1がなく、AVは販売専門でした。もちろんVHSとベータ。一本が30分収録で一万二千円から二万円という、今では考えられないような価格でした。よっぽど好きな人じゃないとAVは見られない、そんな時代だったのです。そのためか、SMモノなどマニアックで暗い内容の作品が目立っていました。

 そして80年代半ばになると、レンタルショップも一般的になり、AVは借りて見るものになっていきます。それでもレンタル料金は一泊二日で定価の一割、つまり千二百円以上と、かなり高価ではありましたが…。
 ともあれ、レンタル時代になり、誰もが手軽にAVが見られるようになると、その内容も一般向けになっていきます。若くて可愛い女の子が普通のセックスをする。そんな作品が中心になっていきました。AVアイドルと呼ばれる女の子も登場し、テレビ番組に出演するなど、AVはどんどんメジャーな存在になっていきます。

 しかし「AVって、そんなもんじゃないだろ! もっと淫靡なもんだろ!」と思った人がいたのかどうか。この頃にブラックパックと呼ばれる販売用AVが登場します。ブラックパックについてはこの連載の第10話で紹介しましたが、ま、犯罪スレスレのハードなSMプレイや露出度を競うような過激な内容のビデオでした。
 ブラックパックのブームは3年ほどで終焉を迎えるのですが、時を同じくして、よりマニア向けのAVが蠢き出していました。それが通販ビデオです。
 文字通り、マニアがマニアのために作ったマニアックなAVです。本格的な緊縛やキャットファイトといった普通のセックスでは興奮できないマニアのためのプレイを撮影したもので、マニア誌の広告などで、通信販売をしていたのでした。
 こうしたマニア向けの通販ビデオを取り扱い、その筋では聖地と呼ばれたのが1985年にオープンした高田馬場の「タイヨー」*2です。通販じゃないと手に入らないマニアビデオが、ここでは店頭で購入できるということで、喜んだ人は多かったようです。自宅にマニアックなビデオが郵送されるというのは、家族がいる人にはリスクが大きいですからね。
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2012年の閉店当日の高田馬場タイヨー。

 こうして90年代前半に通販ビデオは盛り上がりを見せていきます。佐藤義明監督による「SMマニア撮り」シリーズ(ジュリアン)*3や脚フェチ向けの「天下一品」シリーズ(TF-CLUB)*4、そしてノンヌードの本格ボンデージにこだわる「エキゾチックボンデージ」(小原譲プロダクション)*5など、セックスが全く登場しない作品が人気を集めていました。
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小原譲プロダクションの「ボンデージブロッサム」

 中でも異彩を放っていたのが、松下一夫監督による「美少女スパイ拷問」シリーズ(松下プロ)*6。アニメ「ルパン三世」第一話の峰不二子が機械にくすぐり責めされるシーンに衝撃を受けたという松下氏が、大の字に拘束された女の子をひたすらくすぐるというもの。かなり大量の作品がリリースされていましたが、どれも捕らえられた女スパイが拷問を受けるという設定で、松下氏本人による責めや尋問のセリフもほとんど同じ。ワンパターンの美学というか、マニアにとってはそれでいいんでしょう。ちなみに、くすぐり以外にも電動マッサージ器で何度もイカせるという責めも定番で、これが現在に続くイカセ物の元祖かもしれないですね。そういえばイカセ物の名門メーカー、ベイビーエンターテイメントの社長も、松下氏の作品に影響を受けたなんて言ってましたっけ。
 この他にもラッシャーみよし監督による超フェチメーカーのハウスギルドや、のちにフェチの総本山となるアロマ企画もこの頃に誕生していますね。
 ゴールドマン監督もストロベリー社名義で着衣ボンデージのインディーズ作品を量産していました。
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ストロベリー社の「GAL'S GAG」

 また、同時期に盛り上がりを見せていたブルセラビデオも、ショップが自分たちで撮影して販売していたという意味では、同じ流れにあるといってもいいでしょう。
 AV史的に言うと、この後にビデオ安売王によってセルビデオが一気に広がり、インディーズビデオブームへとつながっていくわけですが、一般的な広がりを見せていくにつれて、かつてのレンタルAVと同じようにマニア色は薄れていっちゃうのですね。レンタルAVと完全に立場逆転した今では、セルビデオがマニアックという図式は全く意味がないものになりました。フェチの代名詞だったアロマ企画も、普通の痴女メーカーみたいになっちゃってますしねぇ…。

 しかし、やっぱりマニア向けの自主制作AVというのは生き続けているのですね。秋葉原のSM専門店のサンショップ*7あたりに行くと、普通のAVショップでは見たことがないようなマニアックなAVがいっぱい。真空パックでの窒息プレイが売りのココアソフトや、着衣のままで縛られた女がジタバタしているだけのDID企画、針で刺しまくる苦痛系のスクラムなど。ああ、こういう世界は不滅なんだなぁと、何だか嬉しくなります。
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ふぇち工房の「靴汚し」。ひたすら泥にまみれた靴の映像が……。

 しかし店長に話を聴いてみると、こうしたマニアックな作品は、DVDではなく配信の方が主流になりつつあるとか。前述のココアソフトも、現在は店舗での販売を中止しているみたいですしね。レンタル全盛時代に、一足先にセルをやっていたように、マニア系の方が時代を先取りしてるようです。

TENGU(ジーオーティー)2011年8月号掲載。手作り感溢れる通販ビデオのいかがわしいムード、好きでした。僕も制作を手伝っている小林電人監督も初期は手作り感溢れる作品を作ってましたねぇ。

*1:ビデオソフトのレンタルが始まったのは1982年。84年頃から本格化し、89年には全国で一万五千店以上に増加。しかしそれをピークとして、バブル崩壊の影響などから、以降は減少。

*2:ミリオン出版ワイレア出版などを擁する大洋グループ直営のアダルト本やAVの専門店。2012年に閉店。

*3:カメラが固定で撮りっぱなしだったりと素人っぽい作りが生々しかった。スカトロプレイが多いのも特色。

*4:もともとは東京覆面倶楽部という制作集団が母体。実は初期には筆者も関わっていた。現在もパンストを中心としたフェチ系作品を販売している。

*5:アーヴィング・クロウに影響を受けた着衣緊縛にこだわった作品を撮り続けている。どことなくエキゾチックなムードが魅力的。最近は下着への興味が強い。

*6:今なおくすぐり作品を撮り続けているくすぐり界の巨匠。オフィシャルサイトを見ると、かなり広範囲な活動をしている模様。

*7:SMAV専門店。店内ではイベントやAVの撮影が行われることもある。

続おやじびでお 第16話 歌うAV女優たち

 恵比寿マスカッツが絶好調であります。CDもかなり売れてるみたいですし、一般コミック誌の表紙なんかも飾ったりして、彼女たちがAV女優だとは知らない*1若いコも多いという話も聞くようになりました。飯島愛を除けば、AV女優がメジャーな音楽シーンで成功した初めての例と言えそうです。

 AV女優の音楽活動はAV黎明期の80年代から活発でした。その第一号と言えるのが1986年にシングル「サンセット・ハイウェイ」をリリースした美光水(レイクス)です。杉原光輪子、森田水絵、山口美和によるグループでした。
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美光水「サンセット・ハイウェイ」

その後も、早川愛美や秋元ともみ、かわいさとみと言った宇宙少女や、初代AVクイーン・小林ひとみ、斉藤唯・冴島奈緒・葉山みどりによるRacco組*2なども次々とレコードデビューを飾っていきました。
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秋元ともみ「少女神話」

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Racco組「レモンのキッス」

*1:一般誌などではセクシー女優という表記になっている。まぁ、メンバーの中にはグラビアアイドルもいるし。

*2:トラブルなどで、半年後には斉藤唯、森村あすか、星川メグにメンバーチェンジした。ロック志向の冴島奈緒はアイドルぶるのがイヤで逃げ出したらしい。

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続おやじびでお 第15話 SMがAVの主流だった時代

 前回はSMモノを中心とした官能小説について書いたので、今回はSMのAVで行ってみましょうか。
 日本最初のSMモノだと思われる作品は82年の1月にVIPエンタープライズ(後のVIP)が発売した「48時間の裸体」「死虐の宴」です。この2作品はVIPの第一回発売作品でもあります。ブラックパックの回でも少し書きましたが、AVの黎明期ではSMは主要ジャンルであり、このVIPや宇宙企画、SAMM(現hmp)といった後に美少女AVで有名になるメーカーも、設立当初はみんなSMモノを手かげていたのです。まぁ、VIPの前身はスカトロビニ本で名を馳せた群雄社、SAMMの前身は六本木のSMクラブだったので、当然と言えば当然の流れではあるのですが。

 黎明期にSMモノが多かった理由として、SMならセックスシーンが無くても成立するというメリットもあったのです。当時のAVでは修正をするのも大変だったためアングルで隠すという映画的な手法が主流でした。セックスしてるのに下半身を全く映さないなんて作品もあったほどです。
 その点、SMでは雑誌グラビアなどのノウハウがあり、縄や剃毛用のシェービングクリームなどで股間を隠すという手法が使えますし、本番シーンが無くても成り立つので、男の性器も登場させなくて済むわけです。

 この82年にはSMの名門メーカー、アートビデオも第一作となる「地下室の淫魔」を発売しています。社長であり看板監督でもある峰一也*1は、当時はSM写真のカメラマンで、家庭用に買ったビデオカメラ一台で撮影したといいます。この頃は、編集も出来ないため、頭から順に撮っていったそうです。失敗は許されない、まさに一発勝負の撮影です。
 こうして制作された初期の作品は通販のみで販売。SM雑誌に広告を載せただけなのに、毎日たくさんの現金書留が届いたというから、今から考えるとなんとも羨ましい時代です。だって当時は一本1万5千円もしたんですよ。
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初期のアートビデオ作品「こずえのマゾレポート」

*1:90年以降は女性をひたすらイカせるという路線に。通称ミスター・ミネック。

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